
1a Divsion. Jornada 7
デポルは、ホームでアリスメンディのヘディングシュートで、ゲームを完全に支配していたアトレティコ・マドリーに1-0で貴重な勝利をもぎ取った。これでデポルは、CL圏内に順位を上げた。一方、アトレティコ・マドリーは、アウェイで初めての敗戦になった。
試合開始からの15分間は、アトレティコ・マドリーの猛攻が続いた。中盤でマニーシェが指揮をとり、流れる様な攻撃が度々繰り返された。右サイドからは、ガジェッティが何度も突破を仕掛けた。そのガジェッティからのセンタリングをミスタがバラガンのマークを外し、ヘディングで合わせたのはゴールをかすめる決定的チャンスになった。
アトレティコ・マドリーに試合の主導権を握られたデポルは、左サイドでクリスティアンが孤軍奮闘していたが、マニーシェ、コスティーニャ、リュクサンの3人のディフェンシブ・ハーフの前にチャンスを作らせてはもらえなかった。
アトレティコ・マドリーのペースは衰えず、ガジェッティの30メートルのロングシュートなど、デポルのGKアオアテを苦しみ続けた。しかし、アトレティコ・マドリーに又も不運がおとずれる。ミスタが怪我を負いアグエロと交代することになったのだ。誰かが呪をかけているように次々にサイドの選手が怪我で欠けていくのは単なる偶然だろうか。
ミスタの怪我の影響からか試合のコントロールを失ったアトレティコ・マドリー。反対にデポルが勢いを増した。フアン・ロドリゲスのシュートは惜しくもゴールの枠を外れるなどチャンスを作った。しかし、両チームとも得点がなく前半を折り返す。
後半、アトレティコ・マドリーは、前半と同じように試合を支配する。デポルは、カパロス監督の下、スペイン中の下部組織でプレーしていたトップレベルの選手をかき集めチーム作りをしていたのに残念なプレーが多々あった。それでも、GKアオアテの活躍でフェルナンド・トーレス、マニーシェのゴールチャンスをことごとく潰し、無失点で試合が展開した。その我慢が結果に現れる。アリスメンディがバレラとの競り合いに勝ち、ヘディングで貴重な先制点を奪ったのだ。
アトレティコ・マドリーが、負けているのが信じられなかった。最後のフェルナンド・トーレスのチャンスも結果には結び付かず、幸運が無くなれば問題が起こるであろうデポルの前にアトレティコ・マドリーは敗れた。