ホセ・マリ、ミランへ

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marcaはアトレティコのホセ・マリがイタリア、ミランの新たなFWとなった、と報じている。
marcaによると移籍金は32億ペセタ。
ホセ・マリは今シーズンの残り試合、さらに4年間をミランで過ごすことになるという契約を結んだ模様。
「僕はイタリアサッカーの一員になることにした。マドリーで気分よく過ごしているとは言えなかった自分にとって、このニュースはまさに信じられないニュースだった。アトレティコのファンは自分のことを気に入っているとは言い難い様子だったし、この移籍は全ての人にとっていい結果になるだろう。ミランは偉大なサッカーをするクラブだし、その一員になれるというのは素晴らしいことだ」とホセ・マリは語っている。
ホセ・マリの代理人フェルミン・ロドリゲスは、「彼は2ヶ月ほど前からこの状況が気に入らない様子だった。だから私はクラブと話し合いを始めることにしたんだ。話し合いは長くなったが、それほど難しいものではなかった」と語っている。
アトレティコのヒル・マリンGMは、「ホセ・マリへのオファーはかなり前から数クラブによって打診されていた。彼は素晴らしい可能性を持った選手だし、彼ほどの選手なら世界中どのクラブへ行ってもやっていけるだろう」とコメント。
さらにフェルミン・ロドリゲス代理人は、「なぜミランを選んだのかといわれれば、それはミランがバルサやレアル・マドリー、ユヴェントスと並ぶ偉大なクラブだからだ。これは彼()のキャリアにとって非常に重要な点だ」と、なぜ当初噂されたローマではなかったのか、という質問に対し答えている。
なお、この移籍はミランの選手達が関知するところではなく、両クラブ間の話し合いによってのみ決まったものだという。
ホセ・マリは水曜日にもアトレティコのベンチを後にしてイタリアへ出発し、メディカルチェックを受けた後契約書に正式にサインをする予定になっている。
木曜日には入団会見が行われることになっているが、イタリアの移籍市場が1月4日から開くことから、それまではミランで正式にプレーすることはできない。
しかしリーガ第17節の対オビエド戦からホセ・マリがアトレティコのベンチにいないことは確実なことになっている。
ホセ・マリは97-98シーズンにセビージャからアトレティコに加入。
ここまでリーガ85試合に出場しコパ・デル・レイには16試合出場。96-97シーズンはセビージャで21試合に出場し、アトレティコではここまで20ゴールをあげている(うち2ゴールは今シーズンのもの)。
アトレティコへ加入の際に生じた移籍金は1億5千万ペセタ。商売としては大儲け。
今年1月にはアトレティコと2006年まで契約を延長していた。
ちなみにこれまでスペイン人選手の移籍に生じた移籍金の最高額は昨シーズン終了後にマジョルカのFWダニがオランダ資本へ移籍した際の25億ペセタが最高額。
イバン・デ・ラ・ペーニャがラツィオへ移籍した際の金額も抜いている。

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