米国投資ファンドApolloのスポーツ投資部門であるApollo Sports Capitalは、スペインのサッカークラブ、アトレティコ・マドリーの55%の株式取得を3月12日に完了する予定です。スペイン紙『Expansión』が月曜日に、匿名の情報筋を引用して報じました。
同紙によると、「ApolloはApollo Sports Capitalファンドを通じてこの取引を実行しており、取引の前提となっていたすべての規制当局の承認をすでに取得しています。この取引では、負債を含めてアトレティコ・マドリーの企業価値が25億ユーロと評価されています」としています。また「実際の売買決済は木曜日に行われる予定で、その結果、CEOであり現在の筆頭株主であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリンは保有比率を約10%まで引き下げます。イスラエルの実業家イダン・オフェルが設立した英国の投資会社Quantum Pacificは、約25%を保有する第2株主となる見込みです」と伝えています。
さらに、米国ファンドAres Managementは持ち株比率を約5%まで引き下げ、アトレティコ会長エンリケ・セレソは約3%を保有することになるとされています。残りの株式は少数株主が保有します。
『Expansión』によると、「Apolloの代表者が取締役会の主導権を握ることになり、スペイン人のハビエル・バジェを含むApolloの米国人幹部が新たに取締役会入りする予定です」。
ロイターが問い合わせた際、Apolloはコメントを控え、アトレティコ・マドリーもすぐには回答しませんでした。
Apollo Sports Capitalはこれにより、1部リーグのクラブであるアトレティコ・マドリーの筆頭株主となります。ある関係者によると、この取引ではクラブ全体の価値はおよそ25億ユーロ(約28億8000万ドル)と評価される見込みです。
また『Expansión』によれば、「Apolloによるアトレティコ買収には増資が伴い、Quantumはこれには参加しません。この増資によりクラブは成長のための資金を確保することになります」。
この資金により、クラブはマドリードのサン・ブラス地区、メトロポリターノ周辺で進めている都市開発プロジェクト「シウダ・デポルテ(Ciudad del Deporte)」を推進するための財務基盤を強化することになります。このプロジェクトの総投資額は約8億ユーロと見込まれており、そのうち約2億ユーロをアトレティコ・マドリーが負担し、残りは民間投資家が出資する予定です。

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