2月24日に行われたチャンピオンズリーグ・アトレティコ・マドリー対クラブ・ブルッヘ戦(4−1、2戦合計7−4)は、現地および海外メディアで、アトレティコの快勝と個々のパフォーマンスが高く評価された試合として扱われています。とくに、ハットトリックを達成したアレクサンデル・セルロートを中心に、攻撃陣と中盤の出来を高く評価する論調が目立ちます。
まず、チーム全体としては「内容と結果が伴った説得力のある勝利」「後半にギアを上げて主導権を完全に握った試合」と評されています。2戦合計で7得点を挙げた攻撃力に加え、ホームでの4得点というインパクトもあり、「CLラウンド16進出にふさわしいパフォーマンスだった」と好意的な見方が大勢を占めています。
個人面では、セルロートが文句なしの主役とされています。エリア内でのポジショニング、フィジカルを生かしたポストプレー、そして限られたチャンスを確実にゴールへ結びつけた決定力が高く評価され、この試合のMVPとして最高評価を与えるメディアがほとんどです。「常にブルッヘ守備陣にとっての脅威だった」「この夜のアトレティコの攻撃はセルロートを中心に回っていた」といった表現も見られます。
中盤では、ジョニー・カルドーソへの評価が特徴的です。前半にマークを外して失点につながる場面があった一方で、自ら豪快なボレーで同点ゴールを決め、その後はボール奪取とつなぎの両面で試合に貢献したとされています。そのため、「前半のミスはあったが、後半に自ら取り返した」「試合を通して見れば十分に合格点」と、評価が前後半で揺れつつも最終的にはポジティブ寄りに落ち着いています。
ジュリアーノ・シメオネも、得点こそなかったものの高評価を得た選手の一人です。前線からの献身的なプレスやサイドでのハードワークにより、相手のビルドアップを制限し、セルロートや二列目の選手が動くためのスペースを作り出したと評価されています。「スタッツ以上に効いていた存在」「数字に現れない貢献が大きい」といったニュアンスで語られており、7点前後の評価を与えるメディアも少なくありません。
キャプテンのコケについては、安定感とゲームコントロールの面が評価されています。中盤でのポジショニングとパスワークによって、攻撃のテンポを落ち着かせつつ、両サイドへボールを散らして相手ブロックを動かした点が高く評価され、「目立ちはしないが、チームのリズムを整えた存在」として及第点からやや良い評価が与えられています。
守備陣では、マルコス・ジョレンテ(もしくは右サイドに入ったSB/WBの選手)が攻守両面で安定したパフォーマンスを見せたとされ、「オーバーラップと戻りのバランスが良く、相手のカウンターにもきちんと対応していた」とポジティブな評価が中心です。
攻撃的MF陣の中では、アレックス・バエナに対してやや厳しい評価が目立ちます。ときおり鋭いスルーパスやアイデアのあるラストパスを見せたものの、ビルドアップのミスからCKを与え、それが失点につながった場面が決定的にマイナス要素として取り上げられています。そのため、「才能は感じさせたが、この試合だけを見ればミスの方が印象に残る」「まだ粗さが目立った」として、4点台〜平均以下の評価を付けるメディアもあります。
同様に、フリアン・アルバレスについても「ゴール前での存在感が薄く、セルロートとの対照が際立った」として厳しめの評価が多くなっています。シュートチャンスはあったものの、試合全体を通して見るとインパクトに欠け、「期待値を考えると物足りない」という書きぶりが目立ちます。
途中出場組では、アントワーヌ・グリーズマンとアデモラ・ルックマンの評価が高めです。グリーズマンは限られた出場時間の中でセルロートのゴールを演出するなど、「短時間で試合にインパクトを与えた」とされ、ルックマンもカットバックからアシストを記録し、「新加入ながらすでに攻撃にアクセントを加えている」と評価されています。いずれも、時間は短いながら6点前後のポジティブな評価が多くなっています。
総じて、この試合におけるアトレティコの選手評価は、「セルロートを筆頭とする攻撃陣に高評価」「カルドーソやジュリアーノの献身と修正力を評価」「一部の選手(とくにバエナとアルバレス)には厳しめ」という構図で整理できます。チームとしてはCLベスト16進出を決める重要な一戦を内容面でもしっかりものにしたことで、選手全体の評価も概ね高水準にまとまっている試合だったと言えると思います。

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