アトレティコ・マドリーはモンティリビでジローナに0-3で勝利しました。この試合でシメオネ率いるチームは終始ジローナを大きく上回り、今季アウェーで最も完成度の高い試合を見せました。守備では中盤ブロックで2ラインを非常にコンパクトに保ち、攻撃では素早いトランジションで相手を驚かせました。
試合はアトレティコにとって非常に楽な入りとなりました。コルチョネロスは堅固な2ラインを維持しつつ、ジローナの最終ライン背後に生まれるスペースを突いて次々と決定機を作ります。バリオスのシュート、ニコのシュート、そして最後のパスが合わなかったジュリアーノのプレーなどがありました。
そして0-1は時間の問題でした。競り合いのボールをアルナウが中途半端にクリアすると、こぼれ球がコケの前に転がり、右足の一撃でボールをゴール左上の隅へ突き刺しました。まさに圧巻のゴールでした。これはコケにとって通算50ゴール目で、今季2点目、直近2試合で2ゴール目です。時間は12分でした。
その後、ジローナはボール保持の時間を伸ばしましたが、アトレティコの2ラインを突破するのに大きく苦しみました。そのため最大のチャンスはセットプレーから生まれました。ボールがペナルティエリアに入ると、アトレティコの守備がやや甘くなり、ヴィツェルがファーサイドでシュート。しかしオブラクが見事なビッグセーブを見せ、同点ゴールを防ぎました。ベルギー人のシュートは、昨季まで所属していた古巣に冷や汗をかかせるところでした。
このヒヤリとする場面の後、アトレティコは再びジローナの背後のスペースを突き始めます。その流れの中でニコが負傷し、検査を待たなければ状態は分かりませんが、ギャラガーと交代しました。イングランド代表がピッチに入っても、試合の流れは変わらず、コルチョネロスがより快適にプレーする展開が続きました。
こうしてギャラガーがペナルティエリア角でボールを受け、放ったシュートがビトル・レイスに当たってコースが変わり、0-2となりました。38分で、チョロの教え子たちにとって試合はさらに有利な展開となります。ほぼ同じ形でもう1点取れていてもおかしくありませんでしたが、その際は相手に当たらず、好セーブに阻まれました。こうして前半が終了しました。
後半は、非常によく組織されたアトレティコがピッチに現れました。プビルとハンツコが最終ラインを高く保つことができたため、相手陣内でのボール奪取が増え、ロヒブランコのチームは常に敵陣でプレーすることができました。一方、ジローナは前半と同じ印象のままでした。
その流れの中で、ルッジェーリのクロスからセルロートがヘディングで決定機を迎え、コケやフリアン・アルバレスもミドルシュートでチャンスを作りました。ただし、フリアン・アルバレスについてはコルチョネロスにとってあまり良くないニュースでもありました。彼がポジションを下げて中盤の一員になると、その持ち味が薄れ、決定的な存在感を発揮しづらくなってしまいます。
0-3は時間の問題に思われましたが、ジローナのミチェル監督の交代策がチームに新たな活力を与えました。その中の一人が、コルチョネロスにとっておなじみの存在であるレマルでした。その流れで、アレックス・モレノが1対1の場面を迎えましたが、オブラクが再びビッグセーブを見せ、スロベニア人守護神がまたしてもチームを救いました。
これを受けてシメオネは交代を次々と行い、ジローナの交代によって生まれた流れを断ち切りました。それでもミチェルのチームは得点を狙い続けましたが、一方でアトレティコもカウンターで大きな脅威を与え続けました。
そして、そのカウンターの一つが0-3に結びつきました。グリーズマンが個人技からラズパドーリとワンツーを交わし、放ったシュートがそのままゴールネットを揺らします。見事なゴールで、アトレティコは試合と2025年を締めくくりました。

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