アトレティコ・マドリーは、モンティリビでのジローナ戦で2025年を完結させます。この試合は、まもなく終わろうとしている今年、チームの「未解決課題」の一つとなっているアウェイ戦の真価が問われる一戦となります。今季アウェイでは、8試合で2勝3分けの勝ち点9に留まっています。この数字はリーグで9番目のアウェイ成績であり、タイトルを争うチームとしては許容できるものではありません。そのため、今週日曜日現地時間14時から行われる試合が、今年最後の試練となります。
この問題については、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督も記者会見で「アウェイで強くなる必要があり、今まさにその成長過程にある」と認めています。
その成長は、敵地でのバルセロナ戦とアスレティック・クラブ戦の2連敗によって一時停滞しました。ベティス戦(0-2)や、最少得点差で勝利したヘタフェ戦から始まった好調な流れにブレーキがかかった形です。しかし、2連敗の後はチャンピオンズリーグのPSVアイントホーフェン戦(2-3)やコパのバレアレス戦に勝利しています。そして今回、ジローナに挑みます。
対するジローナは、直近5試合で敗戦はわずか1試合のみですが、依然として降格圏に沈んでいます。アトレティコから勝利を挙げれば、降格圏脱出となります。チョロはいつものように、ミチェル監督率いるチームの順位を鵜呑みにしてはいません。直近の良好な結果に加え、強豪相手に見せた粘り強さを警戒しています。ジローナはレアル・マドリーと1-1で引き分け、バルセロナに対しても後半アディショナルタイムのアラウホのゴールで敗れるまで接戦を演じました。
こうした試合で鍵を握っていたウナヒは、アフリカネイションズカップの準備のためモロッコ代表に合流しており不在です。さらにジローナは、フアン・カルロス、ダビド・ロペス、ストゥアーニ、ファン・デ・ベーク、アベル・ルイス、ポルトゥ、クラピフツォフ各選手が負傷中であり、ブライアン・ヒルも出場が危ぶまれるなど、満身創痍の状態です。
一方、アトレティコ・マドリーの招集リストには朗報がありました。マルコス・ジョレンテとセルロートが遠征メンバーに戻り、そのまま先発に名を連ねる見込みです。バエナ、ヒメネス、ラングレの3選手は負傷のため欠場となります。
チョロの構想する先発メンバーは、GKにオブラク、DFにジョレンテ、プビル、ハンツコ、ルッジェーリ。中盤にジュリアーノ、コケ、バリオス、ニコ。そして前線にはフリアン・アルバレスとセルロートが入る布陣です。
これにより、ノルウェー人ストライカーのセルロートは、昨シーズンのラ・リーガ最終節でアトレティコでの最後のハットトリックを達成したスタジアムに戻ることになります。その試合、アトレティコは「背番号9」の3ゴールとラングレの1ゴールにより0-4で勝利しました。セルロートは、1ゴール1アシストを記録したPSV戦や、得点こそ取り消されたものの好印象を残したバレンシア戦を経て、絶好調の状態でこの一戦に臨みます。
対戦するジローナのミチェル監督は、やり繰りに苦心することになりそうです。最大の焦点はウナヒの代役ですが、ツィガンコフが務める可能性があります。予想される布陣は、GKガッサニーガ、DFアルナウ、ヴィトール・レイス、ブリント、アレックス・モレノ、MFヴィツェル、イバン・マルティン、アスプリージャ、ツィガンコフ、ジョエル・ロカ、そして最前線にヴァナトが入る形です。

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