アトレティコ・マドリーは、パルマ・デ・マジョルカで行われたアトレティコ・バレアレス戦で苦しみながらもコパ・デル・レイのベスト16進出を決めました。勝因は、両ペナルティエリアで相手を上回る決定力を示したことでした。一方のゴール前では、フアン・ムッソが白と青の攻撃を食い止めるために存在感を放ち、もう一方ではアントワーヌ・グリーズマンが光りました。
フランス人FWはエスタディ・バレアルで、ロヒブランコスの3得点のうち2点を挙げました。いずれも“9番”らしいゴールでした。1点目はコナー・ギャラガーの見事なプレーとアシストから生まれ、2点目はハビ・ガランが同様の形でチャンスを作り出しました。どちらの場面でも、ゴール前にグリーズマンが詰めており、ボールをネットに突き刺しました。
土曜日にメトロポリターノで行われたバレンシア戦では、後半から途中出場してゴールを決め、アトレティコ・マドリーに勝ち点3をもたらしましたが、この水曜日は先発メンバーとして、さらにキャプテンマークを巻いてピッチに立ち、チームをベスト16進出へと導きました。フル出場を果たし、4日間で3ゴールを記録して、自身の存在感を改めて示し、まだ十分な力が残っていることを証明しました。
グリーズマンは現在、ロヒブランコスで8ゴールを挙げているチーム内2位の得点者で、11ゴールのフリアン・アルバレスに迫っています。24試合中9試合の先発出場で、出場時間は1,005分、さらに2アシストも記録しています。信じがたいことに、「エル・プリンシピート」は、154分に1ゴールのペースで得点しており、22試合中21試合に先発している「ラ・アラーニャ」を、得点効率の面では上回っています。また、背番号7は、マドリードのクラブが参戦している3つの大会すべてでゴールを記録しています。
マジョルカでの試合後、チョロ・シメオネはグリーズマンのパフォーマンスについて問われ、次のように語りました。「彼にとって重要なことです。より満足していて、幸せそうです。彼が望んでいるのは、ゴールを決め、チームを助け、すべての大会でできるだけ遠くまで進むことです。非常によく働いていますし、とても気に入りました」
さらに、地元チームの指揮官であるルイス・ブランコ監督は、アトレティコ・マドリーの背番号7について尋ねられると、より率直にこう答えました。「圧巻です。ここ10年で世界最高レベルの選手の一人です。彼の動き、ポジショニング、そして特別なオーラ……。私たちはそれを間近で体感し、苦しめられました」

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