アトレティコ・マドリーは、代表レベルにおける「チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」を決める試合の開催日として検討されている日程に、強い不満を抱いています。
もともと難しいシーズンである中、アルゼンチン代表とスペイン代表が対戦する「フィナリッシマ」の日程は、メトロポリターノのクラブ関係者にとって大きな痛手となっています。今季は、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコで開催されるワールドカップでシーズンが締めくくられるため、すでに限界に近い日程が、さらに過密化することになります。
現時点では、CONMEBOLおよびUEFAによる正式発表はありませんが、この試合は2026年3月27日にカタールで開催される見通しです。この日は、アトレティコ・マドリーにとって、シーズンの成否が大きく左右される可能性のある、非常に厳しい時期に当たります。たとえば、コパ・デル・レイ決勝は2026年4月に行われる予定で、具体的な日程はまだ確定していません。また、チャンピオンズリーグ決勝は、2026年5月20日にブダペストで開催されます。
3月末のこの時期、ラ・リーガはすでに第30節前後(4月最初の週末に実施)に差し掛かっており、アトレティコは競技面で極めて重要な局面を迎えていることになります。
アトレティコ内部では、アメリカ王者と欧州王者によるこの「フィナリッシマ」は、ワールドカップ後に開催されるのが妥当だという期待がありました。しかし、AFA(アルゼンチンサッカー協会)とRFEF(スペインサッカー連盟)は、ワールドカップ前の開催を望んでいます。
実際、RFEF会長のラファエル・ロウサンは、同試合の開催について合意があることを示唆しており、その日程がアトレティコ・マドリーにとって壊滅的な影響を及ぼす可能性があるとされています。なぜなら、最悪の場合、シメオネ監督は最大で10人もの選手を欠くことになるからです。
アルゼンチン代表では、リオネル・スカローニ監督の下で常に招集されている選手が5人います。フリアン・アルバレス、ジュリアーノ・シメオネ、ナウエル・モリーナ、ニコ・ゴンサレス、ティアゴ・アルマダです。一方、スペイン代表では、最近の招集で4人が選ばれています。ロビン・ル・ノルマン、パブロ・バリオス、アレックス・バエナ、マルコス・ジョレンテです。さらに、ディエゴ・シメオネの見立て通りであれば、成長著しいマルク・プビルが加わる可能性もあります。
しかも、この代表戦は、ラ・リーガでのレアル・マドリー戦とFCバルセロナ戦の間に挟まれる形となる見込みで、加えてチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の時期とも重なります。メトロポリターノでは、正式な日程発表を待つ構えですが、もしこの日程が確定すれば、強く異議を唱えることになるでしょう。


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