アトレティコ、トーナメント初戦で「プランB」を試す

この記事は約3分で読めます。

アトレティコ・マドリーは、スペイン・スーパーカップに出場しているため最初のラウンドが免除され、コパ・デル・レイでの戦いをここからスタートさせます。アトレティコは本日12月17日(水)21時より、アトレティコ・バレアレスの本拠地を訪れ、1試合制の一戦に臨みます。この試合で、ロヒブランコのチームは絶対に取りこぼすことが許されません。アトレティコは、直近2大会でアスレティック・ビルバオとFCバルセロナに準決勝で敗れ、決勝進出まであと一歩に迫っていたコパ・デル・レイを明確な目標に据えています。

アトレティコがこの大会で最後に決勝に進出し、優勝したのは2013年、ベルナベウでレアル・マドリーを下した時までさかのぼります。現在のラ・リーガやチャンピオンズリーグの状況、さらに1月以降に行われるスペイン・スーパーカップでレアル・マドリーやバルセロナと戦わなければならないことを考えると、コパ・デル・レイがタイトル獲得への最も現実的な道と、チーム内で見なされているのは明らかです。ただし、そのためには初期ラウンドでの失敗は許されません。シメオネ監督も試合前に「コパでは、ミスをした者が敗退する」と警告していました。

実際、格下相手ということで油断し、早々に敗退してしまう1部クラブは少なくありません。その意味で、アトレティコ・バレアレスはまさにその警告を体現する存在です。これまでのラウンドで、アトレティコ・マドリレーニョと同じプリメーラRFEF・グループ2に所属するナスティック・タラゴナを下し、さらにラ・リーガのクラブであるRCDエスパニョールまで撃破しています。

バレアレスはセグンダRFEF・グループ3で首位と勝ち点1差の2位につけており、前節テラッサに敗れて首位の座を失いましたが、ルイス・ブランコ率いるチームは臆することなく、大番狂わせを夢見ています。

アトレティコも、この種の試合で油断できないことは十分に承知しています。過去シーズンにビック、カセレーニョ、アレンテイロ、アルマサンといった相手に苦戦を強いられた経験が、その証拠です。

チャンス
この試合では、アレックス・バエナ、マルコス・ジョレンテ、ホセ・マリア・ヒメネスの3人が、それぞれ筋肉系の負傷から回復中のため欠場となります。

事前のトレーニング通りであれば、シメオネ監督は先発をローテーションする見込みです。先週末のバレンシア戦からは、完全に入れ替わった布陣になると見られています。

この試合は、たとえばジョニー・カルドーソが実戦感覚を取り戻す機会となり、ここ最近出場機会を失っていたラスパドーリが再び感覚を取り戻すチャンスでもあります。また、ティアゴ・アルマダにとっても、自身のレベルを再び見つける必要がある状況です。予想される先発メンバーは、ムッソ;モリーナ、ル・ノルマン、ラングレ、ガラン;カルロス・マルティン、カルドーソ、ギャラガー、アルマダ;ラスパドーリ、グリーズマンです。

コメント