マドリード高等司法裁判所(TSJM)は、アトレティコ・マドリーの「シウダード・デル・デポルテ(スポーツシティ)」計画について、その行政手続きが手続き上の複数の基本原則に反すると判断し、同計画を無効としました。このニュースはカデナSERが先に報じたものです。
この決定は、2024年10月にマドリード市議会の本会議で承認された、サン・ブラス=カニジェハス地区の「特別計画 オリンピック公園西地区」に関する合意に対する不服申し立てを認めたものです。これにより、裁判官らは同合意の無効を宣言し、都市計画は停滞することとなります。
ご承知の通り、「シウダード・デル・デポルテ」はアトレティコ・マドリーが今後数年でクラブ価値の向上を目指す大きなプロジェクトです。メトロポリターノ周辺にスポーツ都市を建設する構想で、商業施設、ホテル、宿泊施設、オーディトリアム、多目的ホールなどが併設される予定で、マドリードに新たなスポーツの中枢拠点を生み出す計画です。
クラブ側は落ち着いており、現時点では通常どおり業務を進めるとしています。「いくつかの区画における技術的な詳細、例えば一部のファサード(外壁)の長さなどに影響するだけです。工事は問題なく継続しており、影響はありません。市議会が控訴するかどうかはこれから判断されます。われわれとしては通常どおり作業を続けます。実質的には何も大きく影響するものではなく、技術的な細部にとどまります。アトレティは本計画での航行速度(進行ペース)を変えることはありません」と、アトレティコの関係者は説明しています。

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