11月27日、アトレティコ・マドリーはソーシャル・コミッション(社会委員会)を開催しました。この会議には、クラブ側からオスカル・マヨ(収益・オペレーション担当ゼネラルディレクター)、フェルナンド・ファリサ(ソーシャル&エクスプロイテーション部門ディレクター)、ルイス・フェルナンデス=ビジャメア(ソシオ担当責任者)が出席し、さらにソシオの代表的な8名のメンバーも参加しました。議題は、アポロ社の新株主参入、新しいソシオモデル、そして現行の「100試合出場選手の歩道」に代わる、将来の“レジェンド・プレート”の投票プロセスについてでした。
現在、メトロポリターノ周辺に設置されている「100試合出場選手の歩道」は、近年いくつかの論争を招いています。理由は、ティボ・クルトワ、ジョアン・フェリックス、ウーゴ・サンチェスなど、アトレティコ在籍後にクラブへの敬意を欠くような言動をした選手が含まれている一方で、最近ではルイス・スアレスやラダメル・ファルカオのように、100試合未満でもクラブの歴史に名を残した選手が記されていないためです。
こうした問題を踏まえ、ソーシャル・コミッションの提案により、新しいプロセスが完全に整備されることになりました。今年のクリスマス期間中に、ソシオが自分の“推し”を選べる投票が開始されます。
クラブは、1903年から現在までを4つの時代に区分した候補リストを提示します。これはアトレティコ・マドリーの歴史資料アーカイブ担当者が選定したものです。各選手は、簡単な経歴、写真、アトレティコでの在籍シーズンが添えられた形で紹介されます。
ソシオはカテゴリーに関係なく、会費の支払いが最新の状態であれば誰でも投票権を持ちます。投票では、4つの時代区分ごとに5名ずつ、合計20名の選手を選ぶことになります。
また、以下の条件が設けられています。
・公にクラブまたはファンを軽視した選手は選出対象外です。
・現役のアトレティコ選手は今回の第1回投票には含まれません。
投票終了後、その結果は次回のソーシャル・コミッションで公表されます。クラブとソーシャル・コミッションの協議により、新しいレジェンド・ウォークに名を刻む最終メンバー数が決定されます。
さらに、この新しいレジェンド・ウォークは固定されたスペースではなく、時間とともに更新されていく“生きた”記念スペースとなる予定です。クラブは、この新しい記念エリアを2026年前半に設置し、今季終了までに完成させることを目標としていると説明しています。
これは、アトレティコ・マドリーがクラブとファンの距離を近づけるために設立したソーシャル・コミッションが生み出した合意による解決策です。同委員会はすでに、クラブエンブレムの変更や、過去のような奇抜すぎるホームユニフォームデザインが今後登場しないようにするなどの変化を実現しています。

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