オスカル・マヨ、将来的にアトレティコ経営陣入りの可能性 ―アポロ社が注目する人材―

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投資ファンドのアポロ(Apollo)は、アトレティコ・マドリーの株式の55%を取得し、筆頭株主となる見通しです。この取引により、クラブの企業価値は約25億ユーロと評価されており、その規模と金額の大きさから、スペインサッカー界における歴史的な出来事といえます。

アポロが参入した後も、ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOとエンリケ・セレソ会長はそれぞれの役職を維持し、短期的および中期的には現体制が継続される見込みです。ただし、将来的には、約5年後をめどにクラブの経営体制に変化が生じる可能性があります。

アポロは過半数を保有することにより、戦略的・スポーツ面の意思決定を独自に行う権限を持ちます。実際の経営権の移行は、2026年第1四半期に正式化される予定です。

アポロは、特に2026年6月の移籍市場において、クラブの財務力強化を目に見える形で推進するとみられており、さらにスポンサーシップ契約の拡大を通じて他のビッグクラブとの競争力を高める方針です。そして、その将来構想の中で注目を集めているのが、現ビジネス・オペレーション担当ゼネラルディレクターのオスカル・マヨです。

経済メディア『Vozpópuli』によると、マヨはアポロから高く評価されており、近年の大型スポンサー獲得を主導した人物として知られています。また、以前ラ・リーガ(LaLiga)の幹部として活動していた経歴を持ち、スペインサッカー界に精通している点も評価の一因とされています。報道によれば、マヨは将来的にミゲル・アンヘル・ヒル・マリンの後任としてクラブ経営を担う候補の一人に挙げられています。

「アポロは信頼する人材によって組織構造を再編する計画を立てていますが、その人材はスペインサッカー、特にアトレティコ・マドリーをよく知る人物である必要があります。その中で、クラブ内で存在感を増しているのが現ビジネス・オペレーション担当ゼネラルディレクターのオスカル・マヨです」と報道は伝えています。さらに、「会長職にも変化があり得る。アポロはクラブと深く関わる象徴的な存在、例えば往年の名選手を据える案を検討しているようです。彼らはアトレティコの本質を維持し、サポーターとの衝突を避けたいと考えています」とも述べられています。

また、この新しい経営体制の中では、マテウ・アレマニーの名前も挙がっており、彼も新オーナー陣営の中で重要な役割を担うことになると見られています。

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