アトレティコ・マドリーは、チャンピオンズリーグの試合でユニオン・サン=ジロワーズを相手に勝利を収めました。試合前から、指揮官ダヴィド・ユベールが「私たちは観光やスタジアム見学、アトレティコの選手たちからサインをもらうためにマドリードへ来たわけではない」と警告していた通り、ベルギーのチームは真剣そのものでした。
実際、ユニオン・サン=ジロワーズはアトレティコに多くの場面で苦戦を強いた印象的なパフォーマンスを見せました。結果的に試合には敗れたものの、ブリュッセルのチームは「もっとふさわしい結果があった」と感じながらマドリードを後にしました。しかし、決定力の差が勝敗を分け、アトレティコは貴重な勝利を手にしました。
ディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、この日の相手チームを非常に気に入ったと試合後に明かしています。まずは公の場で次のように語りました。「非常にタフで、難しいチームでした。前回インテルに4-0で負けたとはいえ、その試合も簡単ではなかった。今日も同じく、よく組織され、ポジショニングも良く、カウンターで脅威を与えてきた。私たちは少しずつ試合に入っていき、彼らの疲労とプレッシャーが出てきたところでチャンスをつくることができました」と、試合後に説明しました。
また、シメオネ監督は試合終盤の危うい展開についてもこう振り返りました。「彼らには高さがあることは分かっていました。2-1にされたときは、2-2になるか、3-1に突き放すかという危険な時間帯に入りました。幸運にも、結果は3-1になりました」と述べました。
こうした公のコメントに加え、シメオネ監督は試合後、ユニオン・サン=ジロワーズの選手のひとりに個人的にも声をかけました。その選手とは、アトレティコのロッカールームに多くの友人を持つケビン・マク・アリスターです。彼は監督との会話の一部を次のように明かしました。
「試合後、ディエゴ・シメオネ監督と数分間話をしました。彼は『あなたたちのチームは本当によく走るし、非常にフィジカルが強い』と言ってくれました。あのような監督からそう言われるのはとても光栄です。彼は僕たちのプレースタイルに感銘を受けたようでした」と、アルゼンチン人DFマク・アリスターはベルギーメディア『DH』の取材に対して語りました。

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