アントワーヌ・グリーズマンは、スペインサッカーの歴史に新たな1ページを刻み続けています。彼は所属するアトレティコ・マドリーがセビージャFCに3-0で勝利した試合で、またしても歴史的なゴールを決めました。
89分、ペナルティエリア手前から右足で放った美しいシュートがネットを揺らし、これがグリーズマンにとってスペインリーグ通算200得点目となりました。この数字に到達できる選手はごくわずかです。
彼のリーガ初得点は2010-11シーズン、レアル・ソシエダ在籍時にデポルティーボ戦(アノエタ)で記録したものです。50点目は2014-15シーズン、アトレティコ・マドリー所属時にカルデロンで行われたラージョ・バジェカーノ戦。100点目は2016-17シーズン、エスパニョールの本拠地で決めました。そして150点目は2020-21シーズン、FCバルセロナのユニフォームを着てカンプ・ノウで行われたウエスカ戦でした。
今回の偉業は、彼が最近達成した「アトレティコ・マドリーでの通算200ゴール」という記録に続くものです。つまり、まさに「200から200へ」と言えるでしょう。まずはアトレティコでクラブ史上初となる200ゴールを達成し、そして今度はリーガで通算200ゴールをマークしました。
内訳は、レアル・ソシエダで40ゴール、FCバルセロナで22ゴール、そして大半の138ゴールをアトレティコ・マドリーで挙げています。この200得点によって、フランス・マコン出身のグリーズマンはリーガ歴代11位の得点者となり、さらに現役選手の中では最多得点者となりました。2位のイアゴ・アスパス(166ゴール)を大きく引き離しています。
個人記録としては、グリーズマンはリーガで137試合44得点を記録しており、リーグ史上フランス人選手としては2番目の得点者です。とはいえ、彼の前にはまだ目標があります。それは、元レアル・マドリーのカリム・ベンゼマが持つリーガ通算238得点という記録を超えることです。簡単なことではありませんが、達成できるかどうか注目が集まります。
なお、グリーズマンはアトレティコと2027年まで契約を結んでおり、つまり今季と来季が契約期間に含まれます。すでに絶対的なレギュラーではなくなっていますが、1シーズン半で39得点を積み上げるのは簡単ではありません。今季はすでに3得点と1アシストを記録しています。

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