「アトレティコが勝ち取ってきたタイトルは、何キロもの努力の積み重ねの結果です」

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今週の土曜日、アトレティコ・マドリーはセビージャをメトロポリターノ・スタジアムに迎えます。この一戦は、サルバ・バジェスタにとっていつも特別な意味を持つ試合です。彼はセビージャでトップレベルに到達し、アトレティコで選手として最も輝いた時期を過ごした人物です。

彼にとってこの試合は特別なものであり、実際にスタジアムに足を運ぶ予定だといいます。試合前日の金曜日には、クラブに25年間所属してきた会員を称える式典にも出席します。「2人の息子を連れて試合を見に行きます。マドリードでは皆さんにとてもよくしてもらっています。それに、試合前日には2000年に入会した会員の方々にシルバーのバッジをお渡しする予定です」と、セビージャの公式メディアで語りました。

現在、スペイン国際サッカー選手協会の会長を務めるサルバは、シメオネ監督率いるチームについて「アトレティコは誰からも何かを与えられたチームではない」と強調します。
「アトレティコは家族のようなクラブです。これまで成し遂げてきたすべては、苦労と歴史への敬意によって築かれてきたものです。彼らが手にしてきたタイトルは、何キロもの努力の結果です」とサルバは説明しました。

セビージャについても同様のDNAを持っていると語ります。「セビージャもまた、その精神を持っています。今は本来あるべき位置にいないかもしれませんが、努力を重ねて本来の場所に戻らなければなりません」とコメントしました。

サルバはセビージャのユース出身で、そこからラシン・サンタンデールに移籍し、リーガ得点王となりました。翌シーズン、2部にいたアトレティコ・マドリーと契約しましたが、昇格は果たせませんでした。その後、バレンシアに移籍したものの定着できず、ボルトンやマラガにレンタル移籍。のちにセサル・フェランド監督のもと、アトレティコに復帰し2度目の在籍期間を過ごしました。

彼は自身のキャリアを振り返り、「もし過去に戻れるなら、自分に不利になった行動は多くしなかったでしょう」と語ります。「監督に対して仲間やチームのために意見したことで代償を払いました。自分が“エル・シッドの馬”だとでも思っていたのかもしれません。私は軍隊のような環境で育ち、自分の信念を常に大切にしてきました。スペインという国が偉大であってほしいと強く思っていましたし、不公平なことを見れば黙っていられませんでした。今は監督として、選手たちにこう言っています。『誰も君の代わりに矢面に立ってはくれないぞ』と」と、サルバ・バジェスタは締めくくりました。

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