アトレティコ戦、アルメイダ監督にとって2度目のハイレベルな試練

セビージャのマティアス・アルメイダ監督は、今週土曜日、スペインリーグでの初シーズンにおける2度目の高難度の試練に挑みます。彼のチームは、開幕から首位を走っていたバルセロナを本拠地サンチェス・ピスフアンで4-1と圧倒し、最初の大一番を見事に乗り越えました。今回対戦するのは、リーガでも屈指の強豪、アトレティコ・マドリーです。

セビージャは、バルセロナ戦の勝利で高まった勢いを、続くマジョルカ戦とレアル・ソシエダ戦での連敗によってやや失いました。そんな中で迎える今週土曜日16時15分（現地時間）からのメトロポリターノでの一戦では、チャンピオンズリーグ圏内に浮上したアトレティコと対戦します。相手は、今週月曜日にベティスに敵地で2-0の完勝を収め、好調を維持しているチームです。

アルメイダ監督のチームにとっては、ハンジ・フリック監督率いるバルセロナ戦で見せたように、理論上格上とされる相手の攻撃を封じ、試合の主導権を握らせないプレーを再現する好機となります。ここまでの10試合でセビージャは、攻撃の主導権を握るよりも、相手のプレーを封じる展開の方が得意であることを証明してきました。その結果、今季4勝のうち3勝をアウェーで挙げ、残る1勝はホームのバルセロナ戦でのものです。

彼のチームは、ビエルサ流のマンツーマンを軸にしたモデルを採用し、前線から激しくプレッシングをかけるスタイルを持っています。そのため、堅守で知られるシメオネ監督率いるアトレティコとの対戦は、非常にフィジカルで見応えのある試合になることが予想されます。この一戦は、アルメイダ監督率いる新生セビージャのアイデンティティを決定づける重要な試合となるかもしれません。