フリアンの“相棒”を探せ

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アトレティコ・マドリーはチャンピオンズリーグ第3節、アーセナルとのアウェー戦で完敗を喫しました。試合が動いたのは57分、イングランドのチームが先制点を挙げてからです。そして70分にはスコアがすでに4-0を示していました。

しかし、“ガナーズ”の猛攻が始まる前、アトレティコには先にリードを奪うチャンスが2度ありました。いずれもフリアン・アルバレスによるものです。1度目はGKダビド・ラヤがゴールを外れていたところで左足のシュートを放ち、わずかにポストの横を外れました。2度目はバーに直撃するシュートで、これはガブリエウのゴール直前の出来事でした。

アルゼンチン人FWは、このエミレーツで最もゴールに近づいた選手ではありませんでした。いつものように、彼はチームの中心としてプレーしました。この試合ではセルロートとコンビを組み、その数日前のオサスナ戦ではグリーズマンと組んでいました。シーズン序盤にはシメオネ監督がアレックス・バエナを起用していましたが、ビジャレアル出身の彼は負傷離脱。ラスパドーリが組んだ試合もありましたが、まだ誰もポジションを確立できていません。つまり、“アラーニャ”ことフリアンは相棒を探しており、現状ではアルメリア出身のバエナが次戦(月曜)のポールポジションにいる状況です。

アルゼンチン代表FWは、チーム最多の7ゴール(リーグ6点、CL1点)を挙げています。これに対し、グリーズマンとセルロートがそれぞれ2点、ラスパドーリが1点。バエナはオサスナ戦でアトレティコ加入後初ゴールを決めましたが、VAR判定で取り消されました。つまり、フリアン1人で他の全員の合計より2点多く取っている計算になります。

これは、マンチェスター・シティ時代の元ストライカーに対する得点依存を示す一方で、ディエゴ・シメオネ監督が理想の相棒を見つけられずにいることの表れでもあります。

次戦の対戦相手はマンヌエル・ペジェグリーニ監督率いるレアル・ベティス・バロンピエ(現地時間:月曜21時、セビーリャ開催)。アルゼンチン人指揮官は、特に問題がなければ全アタッカーを起用可能です。したがって、どのような試合展開を想定するかによって、誰を選ぶか決めることになります。

もちろん、セルロート、グリーズマン、バエナの3人はいずれも異なる特徴を持っています。フリアン・アルバレスとともに前線を組む可能性が高いのはこの3人ですが、バエナはやや後ろのポジションでも起用可能であり、この場合は3人同時先発もありえます。一方、ラスパドーリはここ数週間で出場機会を減らしており、序列的には最も厳しい立場にあります。

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