アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、チャンピオンズリーグ第3節のアーセナル戦で大敗を喫したあと、報道陣の前に姿を現しました。
60分間は良かったが、最終的に0-4に。どう説明しますか?
「ポジティブな点としては、チームが最初の失点まではとてもよく戦っていたことです。その後、もっと良い守備ができたかもしれません。彼ら(アーセナル)は非常にうまくやりましたし、多くのゴールを決めるチームです。サッカーにおいて、特にこうした大会ではセットプレーの重要性が非常に大きく、細部の一つひとつが試合の流れを決定づけます。2点目の場面ではファウルをして止めることもできたはずです。これは不運ではなく、私たち自身のミスです。そして相手はそのミスを逃さず、確実に決めてきました。彼らはあの時間帯でチャンスをすべて得点に変えました。フリアンの場面で0-1にできたかもしれませんが、今回の試合は学びとなります。サッカーでは『決定力』と『細部』が試合を左右しますが、今日はそれがすべて私たちに不利に働きました。」
セルロートについて
「彼は我々が求めた役割を正しくこなしてくれました。スビメンディの動きを抑え、そのうえで裏への走りを狙うという役割です。ただ、プレッシャーを受ける場面が多く、スピードを活かす形があまり作れませんでした。彼に対して求めた仕事はよくやってくれたと思います。もっと攻撃面で存在感を出したかったのですが、チーム全体として彼をサポートできませんでした。」
あの10分間に何が起きたのですか?
「個々のミスが積み重なり、チーム全体の崩れにつながりました。マークを外し、ファウルで止めるべき場面で止めず、3点目の場面では十分に競り合えませんでした。ほんの小さなディテールが、試合の流れを大きく変えるのです。」
チームの成長を続ける中で、これは転換点になりますか?
「いいえ、リスボン(ベンフィカ戦)のときとは違います。あの試合では我々はまったく良くありませんでしたし、完全に相手のペースでした。あのときは6点取られてもおかしくなかった。今は違います。彼ら(アーセナル)の方が現時点では上です。彼らを称え、結果を受け入れ、そこから学び、成長を続けることです。私たちは良い方向に進んでいます。」
その細部(ディテール)はどのように改善していくのですか?
「それは昔から変わらないサッカーの本質です。トレーニングだけでは身につきません。選手の中に備わっているものです。もちろん、チームとして助け合うことで個々の弱点を補うことはできますが、個人の部分は一朝一夕では変わりません。私たちは、チーム全体の働きによって個人のパフォーマンスを高める必要があります。」
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