ロンドンで行われるアーセナル戦は、アトレティコ・マドリーにとって、プレミアリーグの首位チームとの対戦であると同時に、自身の過去の数字との戦いでもあります。ここ35回のアウェー戦でわずか11勝、さらにイングランド勢とのチャンピオンズリーグ・グループステージ9試合では一度も勝利がないのです。
今季第1節のリバプール戦(アンフィールド/3-2)で敗れたアトレティコは、イングランドでの欧州戦20試合のうち、わずか4試合しか勝っていません。最も最近の勝利は、2023年3月15日のマンチェスター・ユナイテッド戦(1-0)で、得点者はレナン・ロディでした。
他の3勝のうち2勝はディエゴ・シメオネ監督の下で挙げたもので、2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ・リバプール戦(延長戦の末2-3)と、2013-14シーズンの準決勝チェルシー戦(スタンフォード・ブリッジ/1-3)です。残る1勝は1997-98シーズン、UEFAカップのレスター戦(0-2、得点者はジュニーニョとキコ・ナルバエス)まで遡ります。その他は7引き分け、9敗です。
一方、アーセナルはスペイン勢とのチャンピオンズリーグ6試合連続勝利中という記録を持っています。この歴史的な連勝は、サン・マメスでのアスレティック・クラブ戦(0-2)で達成されました。
さらに「ガナーズ」は、スペイン勢との直近14試合のホーム戦でわずか1敗しかしていません。その1敗は2016年2月23日のバルセロナ戦(0-2)です。残りの13試合では8勝5分と好成績を残しています。
これに対し、アトレティコはイングランド勢との直近9試合でわずか1勝(前述のマンチェスター・ユナイテッド戦)。残りは2分6敗と、厳しい結果が続いています。
また、今季のアトレティコはアウェー戦全般でも苦しんでいます。リーガでは1敗3分で未勝利、チャンピオンズリーグでもリバプール戦(3-2)に敗れています。特にチャンピオンズリーグでは、2018-19シーズン以降のアウェー36試合中わずか11勝。直近15試合に限ると、そのうち勝利は4試合のみとなっています。
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