イタリア人のダヴィデ・マッサ氏が、ロンドンで行われるチャンピオンズリーグ第3節、アーセナル対アトレティコ・マドリー戦の主審を務めます。一方、スイスのウルス・シュナイダー氏はバルセロナ対オリンピアコス戦を、オランダのセルダル・ギョズビュユク氏はビジャレアル対マンチェスター・シティ戦をそれぞれ担当します。
マッサ氏は44歳で、2014年から国際審判員を務めています。これまでにチャンピオンズリーグでアトレティコの試合を2度担当しており、1回目は2018-2019シーズンのグループステージで行われたブルージュ戦(0-0)、2回目は昨シーズンの同じくグループステージでのホーム戦、バイエル・レバークーゼン戦(2-1勝利)でした。
そのレバークーゼン戦で、マッサ主審は前半にパブロ・バリオスを一発退場処分としました。バリオスがムキエレへのタックルで足を高く上げたまま突っ込み、相手に強く接触したプレーが原因でした。当初、主審はファウルの笛のみを吹き、イエローカードを提示しましたが、ムキエレの痛がる様子を見たVARからの進言を受けて映像を確認。その結果、レッドカードに変更しました。
アトレティコはその時点で24分から数的不利となり、さらにシャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンに先制を許しましたが、フリアン・アルバレスの2得点で逆転勝利を収めました。後半には、現在アーセナルに所属するピエロ・インカピエも、イエローカード2枚で退場となっています。
アーセナルに関しては、これまでマッサ主審が担当した4試合で、3勝1敗という成績を残しています(そのうち3試合はヨーロッパリーグ、1試合はチャンピオンズリーグ)。
今回の試合では、マッサ主審を補佐する副審として同じくイタリア人のフィリッポ・メリ氏とステファノ・アラッシオ氏が務めます。第4審判はマッテオ・マルチェナロ氏、VAR担当はダニエレ・キッフィ氏、そしてビデオ判定アシスタントにはフランスのジェローム・ブリサール氏が加わります。
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