代表チームがチョロ監督に左サイドの組み合わせを提案

この記事は約2分で読めます。

ここ数年、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督にとって頭を悩ませる問題のひとつが、アトレティコ・マドリーにおける左サイドの構成です。サイドバック、ウイングバック、インサイドハーフのいずれのポジションでも、最適な人選を見つけるのに苦労してきました。

昨シーズンは、リケルメ、リーノ、ガラン、さらにはジュリアーノまでもがウイングバックとして起用されましたが、最終的には4バックへの変更が解決策となりました。その際、サイドバックのポジションをつかんだのはエストレマドゥーラ出身の選手でしたが、重要な試合ではヘイニウドが出場することもありました。その前線では、サムとギャラガーがポジション争いを繰り広げていました。

今シーズンは、左サイドバックとしてルッジェーリを獲得しましたが、チョロ監督を完全には納得させられていません。シメオネ監督は同ポジションでガランも起用しましたが、最終的にはハンツコを優先的に起用しています。ビーゴ戦では、ラングレの退場によりスロバキア人のハンツコがセンターバックに回り、ニコがサイドバックに下がる形となりました。

アルゼンチン人のニコは、もともと中盤の左サイドでレギュラーをつかんでいました。アルマダの負傷以降、そのポジションでは最も安定したパフォーマンスを見せていますが、ラスパドーリも同ポジションで起用される場面がありました。

現在、チームの調子が上向く中で、シメオネ監督は今夏に「主力として」迎え入れた補強選手たち――アルマダ、バエナ、カルドソ――を再び起用できるようになっています。彼ら全員が先発入りを狙う状況です。

そして、この代表ウィークの間に各代表チームで見せたプレーから、左サイドの新たな組み合わせとして示唆されたのが、「サイドバックにニコ、左ウイングにバエナ」という並びでした。アルゼンチン代表でニコは2アシストを記録し、一方でロケタス出身のバエナもスペイン代表として得点こそなかったものの、非常に良い印象を残しました。

バエナはスペイン代表でも、ビジャレアル時代でも左サイドでプレーしていましたが、アトレティコではまだこのポジションで重要な役割を担うには至っていません。出場時間自体が限られており、その多くは中央での起用でした。今後、アルメリア出身のバエナがニコを背後に従え、左サイドの解決策となるのか――その行方が注目されます。

コメント