アトレティコ・マドリーは、これまでも社会的啓発や支援活動に対して高い関心を示してきたクラブのひとつです。中でも特に力を入れて取り組んできた活動の一つが、毎年10月19日に行われる「世界乳がんデー」に関するキャンペーンです。
今年の取り組みとして、クラブはピンク色のプレマッチシャツ(試合前に着用するユニフォーム)を発売しました。価格は50ユーロで、ソラン・デ・カブラス社とのコラボレーションによるものであり、売上は全額がスペイン対がん協会(AECC)に寄付されます。
この取り組みは、過去に行われた他の支援活動にも続くものです。これまでにもピンク色のチャリティーマフラーの販売や、女子チームによる特別仕様ユニフォームとピンクのキャプテンマーク着用試合の実施、またトップチーム全員がピンクのウェアで練習を行ったり、乳がん検診の大切さを訴える啓発動画を公開したり、メトロポリターノにAECCの啓発ブースを設置するなど、様々な形で支援を続けてきました。
今年のユニフォームについてクラブは、「ピンク色はこの病気との闘いにおける支援と意識向上を象徴しており、ご購入いただくことでスペイン対がん協会への直接的な支援につながります」と述べています。
さらにクラブは声明の中で次のように強調しています。「このユニフォームは社会的な意義にとどまらず、技術的なデザインと高いパフォーマンス性を兼ね備えています。当クラブのテクニカルパートナーであるナイキ社が製造しており、軽量で通気性に優れたDri-FIT素材を採用しています。トレーニングやあらゆるスポーツ活動に最適なアイテムです。スタイル・機能性・社会的貢献を融合したこの一着は、私たちがこの重要な活動を支援している姿勢を体現しています」
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