ジャコモ・ラスパドーリは、代表ウィーク初戦で再び輝きを放ちました。イタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるチームで先発出場し、アトレティコ所属の彼とモイーズ・キーン、レテギの3人で構成される“アズーリの魔法のトリデンテ”の一角を担いました。
イタリアのメディアは、ガットゥーゾ監督がアトレティコ・マドリーのディエゴ・パブロ・シメオネ監督のアイデアをなぞるように、ベントヴィオリョ出身のラスパドーリの特性を最大限に引き出そうとしていると報じています。ジャックはアトレティコでのポジションと同様、左サイド寄りに配置され、エストニア戦で1時間余りプレーしました。そして試合開始直後、モイーズ・キーンの先制ゴールを導くプレーで決定的な働きを見せました。彼が左サイドから仕掛けた攻撃が、最初のゴールの起点となりました。
ディマルコのスルーパスからフィオレンティーナのFWが決めた得点も、ラスパドーリが左サイドから仕掛けたプレーによるものでした。また、後半の立ち上がりにもゴールに迫り、2-0の場面で直接シュートを放ちました。この試合では、2本のシュート、2回の決定機創出、パス成功率84%、ボールロスト1回、ファウル1回、さらにセットプレーでもコーナーキック2本を担当しました。
シメオネ監督の4-4-2システムでは、ラスパドーリはナポリ時代のようにセカンドストライカーとしてではなく、左のインサイドハーフまたはウイングの位置で起用されています。彼の突破力とサイドからの崩しの能力を活かし、セルロートやグリーズマン、あるいはフリアン・アルバレスといった攻撃陣が恩恵を受ける形です。
シメオネ監督は、ラスパドーリがこのエリアで最も持ち味を発揮できると考えており、ティアゴ・アルマダが本来の調子を取り戻すまでの間、あるいは好調なニコ・ゴンサレスが先発を外れる際に、その役割を担わせています。
前回の代表ウィークでは、アトレティコ所属のラスパドーリは2試合で2得点2アシストを記録しました。元ナポリの彼はイタリア代表としても大きなインパクトを残しており、これまで43試合で11ゴールを挙げています。
アトレティコではこれまで7試合に出場(うち3試合先発)し、計233分プレーしています。これまでに1アシストと1ゴールを記録しており、いずれもチャンピオンズリーグでのものです。リバプール戦ではマルコス・ジョレンテのゴールを導く決定的なパスを出し、そしてフランクフルト戦ではシメオネ監督のもとでの初ゴールをメトロポリターノで決めました。
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