アントワーヌ・グリーズマンは、アトレティコ・マドリーで自身の歴史、そしてクラブの歴史を刻み続けています。先週、チャンピオンズリーグのアイントラハト・フランクフルト戦(会場:メトロポリターノ)でチーム通算200得点目を記録しました。
この新たな偉業は、彼が数か月前にクラブ史上最多得点者となり、クラブの偉大なレジェンドの一人であるルイス・アラゴネスを上回ったあとに達成されたものです。なお、リーグ戦における最多得点者はアドリアン・エスクデロで、グリーズマン選手より10点多い147得点となっています。
グリーズマンのこの新記録は、母国フランスでも大きな注目を集めました。現地紙『レキップ(L’Équipe)』は、「アトレティコのフォワードは、海外クラブで200得点以上を記録した史上4人目のフランス人選手となった」と報じています。
その中で最も多くの得点を挙げたのは、レアル・マドリーでプレーしたカリム・ベンゼマです。彼は14シーズンで354得点をマークしました。ただし、ベンゼマはクラブ史上最多得点者ではなく、その称号は450得点を挙げたクリスティアーノ・ロナウドに属します。
2位は、フランスサッカーの伝説ティエリ・アンリで、1999年から2007年までアーセナルで228得点を記録しました。3位は、現在39歳のアンドレ=ピエール・ジニャックで、元アトレティコのアンヘル・コレア選手も所属するメキシコのティグレスで220得点を挙げています。
その後に続くのが、先週200得点に到達したグリーズマン。そして5位には、ユベントスで171得点を記録したダヴィド・トレゼゲが入ります。
なお、他のフランス人選手でも同一クラブで200得点を超えた選手はいますが、それはいずれも国外ではなく国内リーグでの記録です。代表的なのは、パリ・サンジェルマン史上最多得点者であるキリアン・エムバペ(256得点/わずか7シーズン)です。また、オリンピック・リヨン所属経験者のフルーリー・ディ・ナロ(222得点)やアレクサンドル・ラカゼット(201得点)、そしてサンテティエンヌのエルヴェ・ルヴェリ(214得点)もその名を連ねています。
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