アトレティコ・マドリーは今週末、チャンピオンズリーグでの勝利によりサポーターの間に巻き起こった熱狂を携えて、セルタ・デ・ビーゴとのリーグ戦に臨みます。ホームでアイントラハト・フランクフルトに再び“マニータ(5得点)”を浴びせ、普段はあまり見られないほどの安定感を示した後です。
2つのダービーでの勝利を経て、すでにリーグ順位は5位に浮上しました。4位のエルチェとは勝ち点1差、3位のビジャレアルとは4差です。2位のレアル・マドリーとは6差、首位のバルセロナとは7差です。その背後には、勝ち点で並ぶベティスとエスパニョールが控えています。
順位表を眺めた多くの人が、アトレティコ・マドリーにとってさらに楽観的な材料に気づいたはずです。上位7チームのうち、対戦していないのはバルセロナとベティスだけだからです。つまり、理論上はより戦いやすい日程が残されているのです。
思い返せば、エスパニョールに敗れ(1-2)、エルチェと引き分けた(1-1)試合は、当然ながらサポーターにとって苦々しいものでした。しかし今となっては、当初は「楽な序盤日程」と見られていたものが、実際にはラ・リーガでの“今季の驚き”2チームとの対戦だったということになります。
さらに加えれば、ビジャレアルとレアル・マドリーには非常に安定した勝ち方をしています。カステジョンのチームには2-0で勝利し、この試合は唯一オブラクが完封を達成した試合でした。そしてレアル・マドリーには、記憶に残る5-2という大勝を収め、相手を圧倒しました。
今アトレティコに求められるのは、過去にできていたように、下位チーム相手に確実に勝ち点を積み重ねることです。今季は、下から2番目の順位に沈むマジョルカとは引き分け、降格圏に近いラージョには勝利し、シーズン序盤に好調なアラベス相手には敵地で勝ち点1を得ました。次の日曜日には、ラージョと同じく降格圏に並ぶ苦境のセルタ・デ・ビーゴと対戦します。アトレティコにとってまたひとつの試練となります。
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