ファルカオ、アトレティコ復帰を阻んだ“黒い手”とフロレンティーノが差し出したナプキン

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ラダメル・ファルカオは、アトレティコ・マドリーの歴史の中でも屈指のストライカーです。コロンビア人の彼はクラブにわずか2シーズンしか在籍しませんでしたが、誰もが簡単には到達できない成績を残し、消えることのない足跡を残しました。

モナコへ移籍した後、ファルカオには再びアトレティコに戻るチャンスがありました。しかし、その件は最良の形では処理されませんでした。コロンビア人本人が、マリオ・スアレスの新プロジェクト「エル・カミーノ・デ・マリオ」(YouTubeチャンネル、大物選手へのインタビュー企画)の中で語ったものです。

ファルカオは、モナコとチェルシーを経た後、2016年にアトレティコへ復帰寸前だったものの、技術スタッフの誰かに拒否されたと明かしました。「その通りです。チョロ・シメオネではない、コーチングスタッフの誰かが、それをしないと決めたようです」と述べ、当時の経緯を悔やみました。「人々は知らないかもしれませんが、私が彼らに与えたすべてのことへの敬意から、別の方法で管理されるべきでした。とても複雑な瞬間でした。結局は敬意に尽きます。自分は特別な存在ではありませんから」と、この件について語りました。

フロレンティーノ・ペレスのナプキン
また、アトレティコ在籍中に起きた別の出来事についても語りました。レアル・マドリーが彼を獲得しようとした際、フロレンティーノ・ペレス会長が金額を書き込ませようとナプキンを差し出したのですが、ファルカオはその場でレアルに移ることはせず、アトレティコを裏切らない選択をしました。

「ある催しで、フロレンティーノ・ペレスが私の前にナプキンを置いて、レアル・マドリーと契約するように言ったのです。カシージャスもそこにいましたし、アトレティコの広報責任者だったラファ・アリケが『やめてください、お願いですから、それを隠してください』と何度も言っていました。とても気まずい瞬間でした。フロレンティーノは私を欲しがっていましたし、その一方でラファは非常に困惑しているようでした」と、当時を振り返りました。

レアル・マドリーからの誘いがあったとしても、ファルカオの気持ちは揺るぎませんでした。「私はアトレティコ・マドリーにとって大きな存在でしたし、すでにクラブやその意味するものと強く結びついていました。だから最大のライバルであるレアルに移籍することなどできなかったのです」と語りました。

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