水曜日のアンフィールド訪問は、アトレティコ・マドリーにとってチャンピオンズリーグ再開を意味します。この大会はクラブにとって未だ手の届かないものであり、歴史の中で最も注目され続けてきた舞台でもあります。そしてアルゼンチン代表のウィング、ジュリアーノ・シメオネにとっては「夢」であり、毎日「笑顔」で目覚められるほど大切なものです。アトレティコでプレーすることは彼にとって「最高の喜び」です。
試合を前にEFEのインタビューに応じた彼は、アトレティコの「本質」について、試合での重要ポイントを次のように語りました。「全員が一緒にいること」「それぞれが最高のパフォーマンスを出すこと」「チームとして強くあること」です。また、リバプール戦での最大の敵としてモハメド・サラーを挙げ、「素晴らしいクオリティを持つ選手」と評価しました。
振り返れば、2020年3月11日のアンフィールド、チャンピオンズリーグのラウンド16でのアトレティコの延長戦2-3勝利の場面があります。当時ジュリアーノはトップチームの選手ではありませんでしたが、その試合をどこで見て、何を感じたのでしょうか。
「その時は家で友人たちと見ていました。本当に素晴らしい瞬間で、アトレティコ・マドリーがアンフィールドで勝利し、次のラウンドに進んだ瞬間です。その夜はとても良い思い出でした。その後、COVIDの影響で悲劇的な時期も訪れましたが…」
現在アンフィールドでプレーする彼にとって、アトレティコでプレーすることは何を意味するのでしょうか。
「私にとってアトレティコでプレーすることは夢です。夢が叶った瞬間です。毎日、笑顔で目覚め、こうして非常に重要な選手たち、クラブのレジェンド、フットボールのレジェンド、素晴らしい選手たちと一緒にトレーニングできるのはとても素晴らしいことです。これからも学び続け、成長し、アトレティコ・マドリーでプレーすることは私にとって最高の喜びです」
アトレティコに至るまでの経緯を振り返ると、何が思い浮かぶでしょうか。
「たくさんのことが頭に浮かびます。まずはパートナー、家族、友人、日々支えてくれたすべての人々です。そしてクラブ、サラゴサやアラベスには感謝しています。チャンスをくれて、自分の力を証明できる時間を与えてくれました。もちろん、彼らには常に感謝しています」
試合後のインタビューで、たとえ素晴らしいプレーをしても、常に向上心を語るジュリアーノ。彼は何を改善すべきでしょうか。
「当然、ジュリアーノには多くの改善点があります。22〜26歳の多くの選手と同じです。毎日、トレーニングで改善点に取り組み、より良い選手となり、チームにとって最善を尽くすことが大切です。各試合で勝利を掴むために常に自己犠牲を払うことが必要です」
水曜日にはチャンピオンズリーグが始まります。彼にとってそれは何を意味するのでしょうか。
「チャンピオンズリーグは世界で最も素晴らしい大会の一つです。私はいつもチャンピオンズリーグを夢見ています。クラブはまだ優勝していない大会であり、私もそこで夢を叶えたいです。そのためには毎日トレーニングを重ね、選手として、チームとして成長し、全員でその夢を目指すことが必要です」
リバプールについてはどう評価しているのでしょうか。長所や短所は?
「リバプールには多くの素晴らしい点があります。非常に質の高い選手たちが揃っています。この移籍市場で多くの高レベル選手を獲得し、非常に良い補強をしました。プレミアリーグの直近のチャンピオンであり、強力なクラブ、強力なチームです。しかし、アトレティコ・マドリーはここでの戦いを知っています。だからこそ、最善の武器で挑み、強いチームであることを示さなければなりません」
この試合でアトレティコにとって重要な要素は何でしょうか。
「どの要素が決定的かは分かりませんが、アトレティコの本質は全員が一緒にいること、攻守にわたって全員で働くこと、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮し、チームとして非常に強くあることです」
リバプールで最も注目する選手は誰ですか。
「私はサラーがとても好きです」
なぜですか。
「私と同じウィングのポジションでプレーし、非常に高いクオリティを持っています。長い間トップレベルで活躍しており、素晴らしい選手です」
昨シーズンはトップチームでのブレイク、今シーズンは定着のシーズンであり、シーズン終了後にはアルゼンチン代表としてワールドカップ出場の可能性もあります。それはプレッシャーになりますか。
「ワールドカップの近さを理由にプレッシャーと捉えてはいません。もちろん、ワールドカップのメンバーになることは夢ですが、ここアトレティコでは2年目であり、日々の改善を通して成長し、自分の欠点を磨き、より良い選手になることに集中しています。そして最終的にワールドカップのリストに入ることができれば、アトレティコでしっかり結果を出せた証拠です」
コメント