ヤン・オブラクは、アトレティコ・マドリーがリヤド・エア・メトロポリターノで行う次戦、ビジャレアル戦の主役の一人となります。守護神には、“イエロ―サブマリン”を相手に、今季初めてクリーンシートを達成するという難しい使命が課されています。これまでエスパニョール、エルチェ、アラベスといった中下位の3チームを相手にしても、それを成し遂げることはできていません。
さらに悪いことに、スロベニア代表としての直近2試合で5失点を喫しました。スウェーデン戦では2失点の末に2-2の引き分け、スイス戦では3-0で敗れています。これにラ・リーガでの4失点を加えると、直近5試合で9失点、1試合平均ほぼ2失点という数字になります。
これは、昨年5月に史上初めてラ・リーガのサモラ賞を6度制覇した守護神にふさわしくない成績です。彼はそれまでビクトル・バルデスとラマジェッツに並ぶ5度の受賞を誇っていましたが、それを抜き去りました。オブラクは、2015-16、2016-17、2017-18、2018-19、2020-21、そして2024、2025年シーズンに最少失点のGKとなっています。まさに驚異的な実績です。
したがって、ビジャレアル戦は、現在リーグ最多得点チームを相手に無失点を目指す非常に難しい挑戦となります。カステジョンのチームは、オビエド戦で2点、ジローナ戦で5点、セルタ戦で1点を挙げ、計8得点を記録しています。この得点ランキングでバルセロナは7得点で2位、レアル・マドリーは6得点で3位に位置しています。
500試合クラブへ一直線
こうした状況の中で迎えるのが、アトレティコ・マドリーでの499試合目となる今回の一戦です。そして、記念すべき500試合目は、来週水曜日、チャンピオンズリーグのアンフィールドで行われるリバプール戦となります。そこは、欧州大会におけるオブラクの最高のパフォーマンスの一つが記録された場所です。2019-20シーズンの決勝トーナメント1回戦第2戦で、イングランド勢の猛攻を前にチームを救った試合でした。
アトレティコで「500試合クラブ」の一員となっているのは、コケ(686試合)とアデラルド(553試合)だけです。オブラクがそこに加わるのにふさわしい舞台は、まさにアンフィールドです。彼にとっての次なる課題は、499試合目を無失点で終え、理想的な形で500試合目を迎えることです。
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