アトレティコ、8月28日(木)のチャンピオンズ抽選に向けて始動

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UEFAチャンピオンズリーグ25-26シーズンは、8月28日(木)18:00(現地時間)、モナコのグリマルディ・フォーラムにてリーグフェーズの組み合わせ抽選会を行います。36クラブが参加し、そのうち5クラブはスペイン勢で、各チームはベスト16進出を目指すための8つの対戦相手を知ることになります。アトレティコ・マドリーも、誰と対戦することになるのかを前にして気持ちを高めています。

ディエゴ・パブロ・シメオネ監督が2011年12月にアトレティコを率いて以来、チャンピオンズリーグはクラブの近年の歴史において欠かせない存在、同時に“執念”とも言える大会となってきました。

シメオネ体制下でチームは13-14、15-16シーズンにチャンピオンズリーグ決勝に進出しましたが、いずれも宿敵レアル・マドリーに敗れました。それでも、紙一重の勝負で「もっと報われるべきだった」という戦いを見せました。

さらにシメオネは16-17に準決勝、14-15、19-20、21-22、23-24に準々決勝進出を果たしています。

今回で大会は第71回を迎え、決勝は2026年5月30日(土)ブダペストのプスカシュ・アレーナで開催予定です。UEFAがより魅力的にするために刷新した新フォーマットでは2シーズン目となります。

改革初年度は、インテル(レギュラーリーグ4位)とPSG(15位でプレーオフを経て出場)が決勝に進み、ルイス・エンリケ監督率いるPSGが5-0で大勝し優勝しました。

今回の出場国別クラブ数は、イングランドとスペインが最多です。UEFAランキングで上位を占めるイングランドは6クラブ(リヴァプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシー、トッテナム、ニューカッスル)、スペインは5クラブ(バルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、アスレティック・クラブ、ビジャレアル)が出場します。

アスレティックは10年ぶりにチャンピオンズへ復帰(リーガ4位)、ビジャレアルも22年にリヴァプール戦を最後にして以来の参戦となります。

さらに、イタリアとドイツからはそれぞれ4クラブ(ナポリ、インテル、アタランタ、ユベントス/バイエルン、レバークーゼン、フランクフルト、ドルトムント)、フランスからは3クラブ(PSG、マルセイユ、モナコ)が出場します。

抽選会直前に残る7クラブのプレーオフ突破組が確定予定で、注目はセルティックをPK戦で破ったカイラト・アルマトイ(カザフスタン)、さらに初出場となるボーデ/グリムト(ノルウェー)やパフォス(キプロス)です。これらはシュトゥルム・グラーツやツルヴェナ・ズヴェズダをそれぞれ下しての進出でした。すでに17クラブは昨季もリーグフェーズを戦っており、準々決勝進出8クラブのうち7つが今季も揃っています。

バルセロナ、レアル・マドリー、アーセナル、バイエルン、ドルトムント、インテル、そして前回決勝で激突したPSGが再び登場します。なお、ウナイ・エメリ率いるアストン・ヴィラはPSGに敗れてヨーロッパリーグへ回ることとなりました。

ソフトウェアと抽選ボールで行う144試合の振り分け

抽選方式は昨年導入された新システムを継続し、各クラブのボールを手動で取り出す作業と、AE Live社が開発し外部監査法人アーンスト&ヤングが検証したプログラムによるランダム抽選を組み合わせて行います。これにより8つの対戦相手が決まります。

チームは4つのポットに振り分けられ、ポット1にはPSG、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、バイエルン、リヴァプール、インテル、チェルシー、ドルトムント、バルセロナが入ります。各クラブは残りポットから2クラブずつと対戦します。

同一国所属クラブ同士の対戦は避けられ、また一国から3クラブ以上の相手と当たることも防止されます。

UEFAは8月30日までに全144試合のスケジュールを公表予定で、各クラブはホーム4試合、アウェー4試合を戦います。

リーグフェーズは9月16日から翌年1月28日まで行われ、最終節は全試合同時刻開催となります。上位8クラブが自動的にベスト16へ進出し、9位から24位は1月30日の抽選で決まるプレーオフを戦い、勝者が残りのベスト16枠を埋めることになります。

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