「ラスパドーリで市場は閉じます」と数日前にエンリケ・セレソ会長が語り、ここで伝えてきたことを裏付けました。アトレティコは移籍市場に再び動く意図はなく、現在の22人の選手(カルロス・マルティン、背番号23は移籍先を探しています)が、波乱のスタートを切った今シーズンを戦うことになります。
その波乱とはもちろん、エスパニョール戦での敗戦とエルチェ戦での引き分けです。勝点5がわずか2試合で排水口に消え、チーム編成に関する疑念が一部で浮上しました。しかし、その雑音が意思決定の場であるメトロポリターノのフロントに届くことは一切ありません。
確かに2試合でのつまずきは大きな痛手であり、すでに首位グループ(バルサ、マドリー、ビジャレアル)から5ポイント差がついた状況です。しかしクラブでは、昨シーズン前半戦のように持ち直すことが可能だと理解しています。あのときもフリック率いるチームと10ポイント差があったところから、最終的には前半戦を首位で折り返したからです。
ギャラガーを信頼
そして現在、唯一の変化の可能性があるのは、選手の退団による新たな加入の余地です。もしそれが起きるとすれば、今季8人目の補強となります。その渦中にあるのがギャラガーで、イングランドではクリスタル・パレスが関心を寄せていると報じられています。
ただし、アトレティコの関係筋によれば、それはまだ具体的なオファーには至っていません。クラブはイングランド人MFに「非売品」の札をつけています。メトロポリターノからは「彼を戦力として数えています」と明言されており、昨季からのパフォーマンスをさらに高めることが期待されています。
移籍市場閉幕まで残り1週間
いずれにせよ、市場が閉まるまで残り1週間。アトレティコはこれまでに7人の新加入と8人の退団という多くの動きを見せました。チームを若返らせるこの改革が、今後の試合でのパフォーマンス向上につながると考えられています。
シメオネ率いるチームは、移籍市場が閉まるわずか48時間前に、今季3試合目となる公式戦をビトリアで戦います。そこで勝利を収めれば、シーズン序盤の見通しはより明るいものとなるでしょう。
バランスが取れた、多才なチーム
いずれにしても、クラブとしては開幕2試合での結果が今後の方針を変えることはないと考えています。つまり、ピッチの出来は、フロントの判断を左右しません。クラブは、現在の22人の戦力は十分バランスが取れており、複数のポジションをこなせる多才な選手たちによって補強されていると強調しています。
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