ラスパドーリ、‘本当のジャック’を披露したい

アトレティコ・マドリーの今シーズンは、期待されたスタートとはなりませんでした。チームはラ・リーガ第1節でエスパニョールに2-1で敗れました。前半にフリアン・アルバレスの素晴らしい直接フリーキックで先制したものの、後半に逆転を許しました。

RCDEスタジアムでの試合では、新加入選手のデビューも見られました。選手によって運不運はありましたが、アトレティコが敗れたことで、一部の人々はシメオネの交代策を批評する材料として注目しました。

中でも注目を集めた交代の一つが、チームに最後に加入したジャコモ・ラスパドーリの出場でした。イタリア人の彼はチームの流れに加わったばかりでしたが、シメオネは彼の息子ジョバンニが所属するナポリでの活躍を長年注目してきたため、試合終盤に彼を起用しました。

ラスパドーリはラ・リーガデビューを果たし、68分にティアゴ・アルマダと交代で出場しました。この時点でアトレティコは1-0でリードしていました。アトレティコが追加点を奪えなかったことは、新加入選手として仕方のない部分ですが、彼にとっての不運は、エスパニョールの先制点の場面に写ってしまったことでした。

マルカ紙は「最初の2アクションでは積極的にシュートを狙っていた。しかし、セットプレーでのエスパニョールの先制点ではミゲル・ルビオを見失い、ラ・リーガデビュー戦で不運な形となった」と分析しています。

また、AS紙は彼のパフォーマンスについて詳しく分析し、「一貫性がありダイナミックなプレースタイルをサイドで見せ、しばしば最終ラインまで到達した。しかし、彼のクロスは相手エリアでチームメイトを見つけることができなかった。空中戦では、特にバエナと連携して、信頼できる選択肢であることを示した。明らかに疲労は蓄積していたものの、後半は意思決定と攻撃的な実行において精度を向上させた」と述べています。

わずか30分の出場では大きな結論は出せませんが、イタリア人のラスパドーリは次の試合で‘本当のジャック’を見せたいと考えているでしょう（彼自身がそう呼ばれることを好む選手です）。現時点では、デビューを振り返り「ロヒブランコのユニフォームでの初試合。結果は望んだものではなかったが、努力を重ねて改善していく」とSNSで述べています。

発表は今週水曜日
別件ですが、アトレティコ・マドリーはジャコモ・ラスパドーリを新加入選手として正式に発表します。日時は今週水曜日13:00、リヤド・エア・メトロポリターノのオーディトリアムで行われ、今シーズンのクラブ7人目の補強としてデビューとなります。

ナポリから加入したイタリア人FWは、5年間の契約を結び、移籍金は2,200万ユーロ＋変動条項付きです。クラブが数日前に公開したインタビューでは、ラスパドーリ自身もアトレティコでプレーできることへの熱意を語っています。