クティ・ロメロのアトレティコ移籍の夢は、今も未来も終わり

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終わりました。アトレティコ・マドリーにとって最大の願望であり、チームの守備面における流れを変える存在として期待されていた選手、それがクティ・ロメロでした。シメオネ時代の象徴的な強みのひとつであった守備を取り戻すために指揮を執れる、そんな風格を備えたセンターバックでした。

しかし、その夢は非常に困難なものであり、完全に終わりを迎えました。ここ数週間、すでに兆候はありました。実際、アトレティコはこの件から手を引いていました。そして今回の新たな動きによって、もはや「今」だけでなく「未来」においても実現不可能となりました。

トッテナム・ホットスパーのキャプテン、クリスティアン・ロメロがクラブと長期契約を結び、自身の将来をめぐる憶測に終止符を打ち、チーム内での地位を確固たるものとしました。

27歳のアルゼンチン人センターバックは、以前アトレティコと結びつけられていましたが、新たにスパーズと2029年まで契約を延長しました。これは、彼がチームの新キャプテンに任命された直後のことです。

アルゼンチン人選手がトッテナムとの契約更新に消極的だった理由のひとつは、まさにアトレティコからの関心でした。しかし、スパーズが彼の放出を拒否したこと、そしてアトレティコがイングランドのクラブが設定した推定7,000万ユーロ以上という金額に手を出せなかったことが重なり、ロメロは契約更新を決断しました。スペインへ移籍したいという彼の望みは、実現できなかったのです。

2021年8月にアタランタからトッテナムへ加入して以来、ロメロは公式戦126試合に出場し、8得点を挙げています。そのうち1得点は、最近行われたヨーロッパ・スーパーカップの決勝でのものです。

アルゼンチン代表として2021年からプレーしているロメロは、昨季のヨーロッパリーグ制覇において重要な役割を果たしました。彼は大会の最優秀選手、決勝の最優秀選手に選ばれ、さらに大会ベストイレブンにも選出されました。また代表チームでは、リオネル・スカローニ監督のもと、2022年ワールドカップ、2021年と2024年のコパ・アメリカ、そして2022年のファイナリッシマを制覇しています。

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