ナウエル・モリーナが鍵を握る

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先週からお伝えしている通り、アトレティコ・マドリーはナポリからジャコモ・ラスパドーリを獲得し、25/26シーズンに向けた7人目の補強として、いったん今季の補強を完了しました。では、これで新加入はもうないのでしょうか?――答えは「いいえ」です。

移籍市場はまだ2週間残っており、アトレティコは引き続き複数の方向で動きを見せています。ラスパドーリの加入で攻撃陣は整いましたが、ディエゴ・シメオネ監督は、現状のスカッドに不足している「ドリブラー」というタイプの選手を欲しがっています。その実現は、市場での掘り出し物や、何よりも選手の放出によって可能になります。

「チームは完成しているが、もし誰かが退団することになれば…」とメトロポリターノからの声。ここで注目が集まっているのがナウエル・モリーナです。理由は2つ。1つ目は、アトレティコでのパフォーマンスが、一部の好調な時期を除けば期待値に届いていないこと。2つ目は、マルコス・ジョレンテとマルク・プビルの存在により、右サイドバックはすでに十分にカバーされていることです。さらに、彼は外国人枠を占めています。

アルゼンチン代表のモリーナ本人はマドリードから離れるつもりはありません。サポーターの間でざわつきがあるものの、アトレティコでの生活に満足しており、まもなく父親にもなります。しかし、来年にワールドカップを控える中で、自身のキャリアを考えると移籍が最善策になる可能性も理解しています。

ここ数日、ユヴェントスがこのワールドカップ王者に関心を示しています。右ウイングバックを必要としており、ウディネーゼ時代のモリーナの活躍から、イタリアでは評価が高いのです。さらに、ボーンマスも照会を行っています。

もしモリーナが退団すれば、アトレティコはすぐにサイドの補強に動きます。第一候補は、まさにユヴェントス所属のニコ・ゴンサレスです。27歳のアルゼンチン人選手はフィオレンティーナで成功を収めましたが、トリノでは際立った活躍は見せていません。

アトレティコのCEOであるヒル・マリンは、レアル・ソシエダ所属の久保建英を高く評価しており、その存在は以前からリストに載っています。日本人選手の獲得は、クラブにとって重要な市場開拓にもつながると考えています。実際、数年前には当時マジョルカに所属していたイ・ガンインの獲得を試みたこともあり、最終的に彼はPSGに移籍しましたが、メトロポリターノではその存在を忘れていません。

残り2週間の市場で、もし十分なオファーが届けば退団の可能性がある他の選手は、コナー・ギャラガーとアレクサンデル・セルロートです。ただし、この2人が移籍する場合、アトレティコはそのポジションの補強を迫られることになります。

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