フランス代表の攻撃的MFエンツォ・ミローは、先週までアトレティコ・マドリーが獲得を狙っていましたが、今週土曜日にサウジアラビアのアル・アハリへの移籍が完了しました。契約期間は2028年までの3年間であると、クラブが公式チャンネルで発表しました。
「クラブは2025-26シーズンに向けて、質の高い外国人選手で戦力を強化し続けています」と新所属先であるアル・アハリは述べました。また、発表時には、アトレティコの関心を示唆する「マドリード行き」の飛行機が“キャンセル”され、その後アル・アハリの本拠地ジッダ行きに切り替わる映像が公開されました。
「ミローは私たちを選びました」と、アトレティコがシュトゥットガルトからの獲得交渉に失敗した件を示唆する形でアル・アハリは強調しました。
アル・アハリのマティアス・ヤイスレ監督は、「私たちはしばらく前からエンツォを観察しており、動く前に多くの分析を行いました。彼は優れた戦術的知性を備えた技術的に恵まれた選手です。ブンデスリーガから来ることも我々にとって理想的です。あのリーグは非常にフィジカルでテンポが速いため、彼は来季私たちが求めることにすぐに対応できるでしょう。彼がチームに何をもたらし、どのように他の選手たちと噛み合うのかを見るのが楽しみです」と語りました。
また、クラブは「フランス人選手は今後2日以内にチーム練習に合流し、新シーズンに向けた準備を進めます。これはコーチングスタッフが承認したトレーニングプログラムに沿ったものです」と付け加えました。
エンツォ・カミーユ・アラン・ミローは、2002年7月17日にフランスのヴェルサイユ地区シェネーで生まれました。モナコの下部組織出身で、トップチームでは18歳のときに先発1試合を含む3試合に出場。その後、2021年に175万ユーロでシュトゥットガルトへ移籍しました。そこで着実に成長を遂げ、評価額を上げ続けています。
現在の市場価値は3,500万ユーロで、シュトゥットガルトでは公式戦通算113試合(先発76試合)に出場し、22ゴール18アシストを記録。この数字は年々伸びており、特に昨季は12ゴール8アシストと過去最高の成績を残しました。
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