アトレティコ・マドリーは、この夏最後のテストマッチで勝利を収め、内容でも納得させ、さらに期待を抱かせました。相手は、来季のチャンピオンズリーグで顔を合わせる可能性のあるニューカッスル。試合はフリアンとグリーズマンのゴールで0-2の勝利。激しいプレーと明確なゲームプランで観客を納得させ、プレミアリーグの強豪相手に非常に良い印象を与えました。次戦はリーガ開幕戦でエスパニョールと対戦します。
この試合は、トリッピアーにとって特別なものでした。かつてリーガ優勝を経験した古巣アトレティコとの再会。しかし、当時のチームメイトでピッチに立っていたのはオブラクとジョレンテのみ。コケはベンチスタートで、ヒメネスはケガのためマドリードに残りました。
試合は開始直後から激しい展開となりました。今季プレシーズンでまだ未勝利(5試合で2分3敗)のニューカッスルは、今季開幕戦で先発が予想されるメンバーに近い布陣で臨みました。
前半30分まではアトレティコがより多くの好機をつくりました。前半10分までにハンツコとフリアンが立て続けにエリア外から鋭いシュートを放ち、わずかに枠を外します。フリアンはFKでも狙いましたが、やや正面に飛びすぎました。
右サイドではジュリアーノ、ギャラガー、ジョレンテが連携し、多くのチャンスを生みました。特にギャラガーは非常に調子が良く、26分にはジョレンテが抜け出し、折り返しをトリッピアーがクリア。28分にはバエナのロングパスからジュリアーノが単独で抜け出しシュートするも枠外。逆サイドからはルッジェーリがGKポープとの1対1を迎えましたが、防がれました。
30分を過ぎるとニューカッスルが反撃。トリッピアーのFKをオブラクが辛くもセーブし、その後ジョエリントンが立て続けに4度ヘディングでゴールを狙いましたが、枠内に飛んだのは最後の1本のみで、これもオブラクが阻止。前半は0-0のまま終了し、両チームとも決定力不足が課題として残りました。
後半開始直後はニューカッスルが猛攻を仕掛け、最初の5分間はアトレティコを自陣に押し込みます。しかしアトレティコはこれをしのぎ、カウンターから先制点を奪いました。
ギャラガーが中盤でボールを奪うと、カルドーソが前線へスルーパス。フリアンが自陣からスプリントし、左サイドのバエナへパス。角度が厳しいかと思われましたが、バエナは正確なクロスを送り、フリアンが押し込みました。50分、0-1。シメオネ監督の最新2大補強の初連携弾となりました。
このゴールで地元チームは動揺。2分後、ジョレンテのパスからカルドーソがネットを揺らすもオフサイド判定で取り消し。さらにハンツコが前線で倒された場面もありましたが、主審はPKを認めませんでした。
その後60分にシメオネ監督は11人全員を交代。ラージョ戦の先発組、いわば“Bチーム”が投入され、これがすぐに結果を出します。
交代からわずか2分後、セルロートがエリア手前でボールを収め、グリーズマンにパス。グリーズマンは右足アウトサイドで鮮やかに決め、0-2。ラージョ戦に続き、好調ぶりを示すゴラッソでした。
以降はアトレティコが完全に試合を支配。0-3のチャンスもあり、特にガランの突破からタウフィクが放ったシュートはGKポープの好セーブに阻まれました。
newcastle 0-2 at. madrid
Newcastle: Pope; Trippier (Sahar, 87’), Lascelles, Botman (Murphy, 46’, Livramento; Ashby (Harrison, 60’), Tonali, Joelinton; Elanga, Gordon (Neave, 84’) y Barnes.
Atlético: Oblak (Musso, 60’); Llorente (Molina, 60’), Le Normand (Pubill, 60’), Hancko (Lenglet, 60’), Ruggeri (Galán, 60’); Giuliano (Carlos Martín, 60’), Cardoso (Koke, 60’), Gallagher (Taufik, 60’), Almada (Jano, 60’); Baena (Griezmann, 60’) y Julián (Sorloth, 60’).
Árbitro: Jarred Gillet. Amonestó a Hancko (32’).
Goles: 0-1, (50’) Julián Alvarez. 0-2 (62’): Griezmann.
Estadio: Saint James Park. Unos 50.000 espectadores.
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