アトレティコ・マドリーは、ラージョ・バジェカーノとのプレシーズンマッチで1-1の引き分けに終わりました。シメオネ監督はこの試合で多くのテストを行い、最初の1時間は控えメンバーと見られる選手たちで構成されたイレブンを起用しました。試合の最後の30分には、開幕戦での先発に近い布陣が登場しました。
ディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、ポルト戦の終盤にプレーしたメンバーとほぼ同じ顔ぶれで試合をスタートしました。その多くが今季の控えになると予想されるメンバーです。一方、ラージョ・バジェカーノは、ジローナとのラ・リーガ開幕戦で想定される先発に近いメンバーをピッチに送り出しました。おそらくそのため、序盤はラージョが優勢に試合を進めました。
最初のチャンスは、グンバウによるペナルティエリア外からのシュートでした。そしてその1分後、アルバロのスルーパスに反応したデ・フルートスが抜け出し、ムッソとの1対1を制してラージョが先制します。
その後、徐々にアトレティコ・マドリーが相手ゴールに近づいていきました。10分には、グリーズマンとセルロートの連携から最初のチャンスが生まれましたが、グリーズマンのフィニッシュは決まりませんでした。続くプレーでは、セルロートがグリーズマンのCKに頭で合わせました。
15分前後、アトレティコに同点ゴールが生まれます。高い位置からのプレッシングが実を結び、コケがバタージャのミスを突いて相手陣内でボールを奪取、グリーズマンにパスを出して得点に繋げました。
このゴールの後、アトレティコが勢いをつけ、ガランのクロスや、ヤノからのパスを受けたグリーズマンの2度にわたるシュートチャンスなど、いくつかのチャンスを作り出しましたが、得点には至りませんでした。
対するラージョも、デ・フルートスの決定機で応戦しました。前半終盤はアトレティコが再びペースを握り、高い位置でのボール奪取から、グリーズマン、ヤノ、カルロス・マルティン、そしてコケらが良い動きを見せました。
後半に入ると、ラージョ・バジェカーノの方が試合への入りが良く、最初の15分間はボール支配で優位に立ちました。その中で、イシのクロスシュートがムッソにかろうじて弾かれ、続くデ・フルートスにも2度の決定機がありました。
アトレティコは、苦しい時間帯を経て再び盛り返し、セカンドトップに入ったグリーズマンが良いプレーを見せました。最大のチャンスは、ヤノ・モンセラーテがフィニッシュ直前まで迫った絶妙な連携からの攻撃でした。
その直後、シメオネ監督は11人を一斉交代し、ラ・リーガ開幕戦に向けた先発候補の布陣を投入しました。この交代により、アトレティコのプレッシャーがさらに強まり、試合はラージョ陣内で進む展開となります。
その中で、ジュリアーノが2度の決定機を迎えました。1回目はルッジェーリからのパス、2回目はジョレンテが右サイドを突破してのプレーからでした。しかし、最大のチャンスはその後に訪れ、アルマダが落としたボールをバエナがシュート、しかしボールはポストを直撃して得点にはなりませんでした。
At. Madrid: Musso (Oblak, 61’); Molina (Llorente, 61’), Pubill (Le Normand, 61’), Lenglet (Hancko, 61’), Galán (Ruugeri, 61’); Carlos Martín(Giuliano, 61’), Taufik (Gallagher, 61’), Koke (Cardoso, 61’), Jano (Almada, 61’); Griezmann (Baena, 61’) y Sorloth (Julián Alvarez, 61’).
Rayo Vallecano: Batalla (Cárdenas, 46’); Ratiu (Balliu, 61’), Luiz Felipe (Pelayo, 61’), Lejeune, Pacha (Chavarria, 66’); Gumbau (Óscar Valentin, 66’) Pathé Ciss; Isi (Camello, 66’), Trejo (Pedro Díaz, 61’), De Frutos(Becerra, 66’); y Álvaro (Nteka, 61’).
Goles: 0-1, (7’): De Frutos. 1-1, (15’): Griezmann.
Árbitro: Rodríguez Recio (Colegio Madrileño). No hubo amonestaciones.
Estadio: Cerro del Espino.
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