シメオネ監督が“即席”センターバックを発案:プビルが起用され…そしてモリーナは残留へ!

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マルク・プビルは、この夏アトレティコが発表した補強選手の中でも、最も驚きをもって受け止められた存在の一人です。U-21スペイン代表である彼は、アルメリアでの活躍が評価され、ウォルヴァーハンプトンやミランなどからも注目されていました。ロヒブランコスは以前から彼に注目しており、最終的に基本1,600万ユーロ+成果ボーナス400万ユーロを支払って、新たな右サイドバックとして獲得しました。

しかしながら、ポジション争いが激しいことから、プビルの将来には新たな道が開かれようとしています。マルコス・ジョレンテは先発候補として見られていますし、ナウエル・モリーナもチームに残ることが確定しており(契約が有効で本人も残留を希望)、ユベントスなどから関心があったにもかかわらず移籍の予定はありません。

右サイドバックが2人いる状況で、シメオネ監督は過去に成功を収めてきた“再発明”とも言える起用法に取り組んでいます。ご存知のとおり、ジョレンテはもともとロドリの代役として守備的MFとして獲得されながらも、攻撃的な選手として開花しましたし、ヴィツェルも「5番(守備的MF)」としてキャリアを築いてきたにもかかわらず、センターバックとして成功しました。

そして今回の“再発明”が、マルク・プビルをセンターバックとして起用するというものです。彼の身長(191cm)と優れた空中戦能力を活かし、シメオネ監督は右利きのセンターバックとしての可能性を見出しています。さらに、足元の技術にも優れていることから、ビルドアップにも貢献できると評価されています。これらすべての資質により、3バックの右センターとしての適性が期待されています。

試験的起用の連続

これはあくまで現時点では“試験的起用”であり、アトレティコが約1週間前から行っているトレーニングでテストされています。ロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエルでの初週、そして現在のセロ・デル・エスピノでの練習でも、アルゼンチン人指揮官はプビルをこの新しいポジションで起用しています。長いシーズンの中で必要となる可能性があるため、事前に備えているというわけです。

このポジションにはすでにダヴィド・ハンツコが補強として加入しており、ジメネス(現在も負傷中)、ル・ノルマン、そしてレンタルから完全移籍となったラングレも在籍しています。つまり、アトレティコには現在純粋なセンターバックが4名いることになります。

一方で、この数年センターバックとしてプレーしてきたヴィツェル、アスピリクエタ、ヘイニウドの3選手は契約満了で退団しており、その穴を埋める必要がある状況です。

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