レマル、アトレティコからのレンタル移籍が間近に

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アトレティコ・マドリーは、トマ・レマルが今後の去就を整理できるよう、トレーニングへの参加を免除したことを明らかにしました。現在、レマルは2025-26シーズンのレンタル移籍に向けて最終調整を行っているところです。

クラブの公式発表によると、フランス人MFレマルは、移籍に必要なメディカルチェックなどの手続きを行うために、事前合意のうえでトレーニングを離脱しています。移籍先はジローナである見込みです。

報道によれば、アトレティコはレマルの給与の半額を負担する形でのレンタル移籍となる予定です。というのも、彼は2023/24シーズン序盤に重傷を負って以降、アトレティコではあまり出場機会を得られていない状況でした。

レマルは2018年夏、ASモナコでの活躍とフランス代表としてのW杯制覇を経て、アトレティコに加入しました。当時、クラブは彼の保有権の70%に対して7,000万ユーロを支払っており、これは長らくクラブ史上最高額の移籍金でした。

しかしながら、アトレティコでの彼のキャリアは波が多く、安定感を欠いたものでした。時折見せる高い技術には期待が寄せられましたが、度重なるケガにより満足なパフォーマンスを継続できませんでした。これまでの通算成績は186試合出場、10得点、19アシストにとどまっています。

特に、ディエゴ・シメオネ監督のシステムへの適応には時間がかかり、戦術的な要求が厳しい中で、サイドに配置されると本来の力を発揮しきれず、モナコ時代のようなパフォーマンスを見せることができませんでした。攻撃面での貢献が少なく、その移籍金の高さに見合った成果を出せていないとの声も多くありました。

なかでも、怪我の多さが彼のキャリア最大の障害となりました。筋肉系のトラブルが続いたうえに、アキレス腱の重傷により、約1年近くプレーできない時期もありました。

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