アトレティコ・マドリーは数日前、フェイエノールトとスロバキア代表DFダヴィド・ハンツコの移籍について合意に達しました。この移籍は、オランダクラブ側の高い要求により昨シーズンは成立しなかったものであり、今季ようやく実現する形となりました。
ハンツコは、アトレティコの一員としての初めての言葉で、この待ち時間が報われたことを明かしています。「ここにたどり着くまで長い時間がかかりましたが、これ以上の幸せはありません。自分が望んでいた正しい場所にいると思います。この移籍を実現させてくれたクラブの皆さんに感謝しています。クラブのために全力を尽くしたいと思います」と、クラブ公式メディアのインタビューで語りました。
また、彼が数年前にフェイエノールトの選手としてメトロポリターノでプレーした試合が、アトレティコ加入への大きなきっかけだったと振り返ります。「2年前、アトレティコとのチャンピオンズリーグの試合を戦いました。あのスタジアムは新しくて信じられないほど素晴らしい場所でした。もちろん、対戦相手として、簡単な試合にはならないと感じました。試合中ずっと、雰囲気は本当に圧倒的でした。あの試合は、私にとっていつまでも特別なものになると思います。自分のパフォーマンスが良かったこともあり、それがアトレティコの関心を引いた理由のひとつだったかもしれません。ですから、あの試合はいつまでも特別なものです」と、当時のスタジアムの雰囲気についても語っています。
どのような選手として記憶されたいか
ハンツコは、自身が主に守備的な選手であるとしたうえで、状況が整えば攻撃にも参加する姿勢を持っていると説明しています。実際、彼は前述のアトレティコ戦でも得点を記録しています。「私の最優先事項は良い守備をすることですが、特にセットプレーなどの状況でチャンスがあれば、ゴールを狙ったり、攻撃に参加するようにしています」と述べました。
そして、アトレティコを去るときにどう記憶されたいかについても明確なビジョンを持っています。「願わくば、何年も先にこのクラブを去るとき、私は常にクラブのために、ピッチの内外を問わず、全力を尽くした選手だったと言われたいです。クラブとチームの成功のために、できる限りのことをした選手でありたいと思っています」と語りました。
2016年にプロデビューを果たしたハンツコは、これまでにフィオレンティーナやフェイエノールトでプレーしており、現在はアトレティコの新戦力として、マルク・プビル、マッテオ・ルッジェッーリ、ティアゴ・アルマダ、ジョニー・カルドーソ、アレックス・バエナらとともにチームに加わっています。
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