サム・リーノ、サン・ラファエルでの努力と迫りくる移籍

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アトレティコ・マドリーにおいて、サム・リーノは現在、複雑な状況に置かれています。ブラジル出身の彼は、ロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエルでの毎日のトレーニングに懸命に取り組んでいる一方で、その将来には不透明さがつきまとっており、退団の可能性が日増しに高まってきているようです。

サント・アンドレ出身で25歳のリーノは、クラブがこの夏に移籍金を得る可能性のある選手のひとりです。クラブの優先事項はレマルとモリーナの放出であり(デ・パウルのインテル・マイアミ移籍はほぼ確実とされています)、リーノは複数の市場において売りに出されており、とりわけプレミアリーグで関心を集めています。

ここ数週間で最も名前が挙がっているクラブは、エバートン、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴァーハンプトンですが、いずれも具体的な進展は見られていません。しかし現在、最も強い関心を示しているのはフラメンゴとナポリの2クラブです。ブラジルのメディアによると、フィリペ・ルイスが指揮を執るフラメンゴはサム・リーノに対して2,500万ユーロの支払いをいとわない構えであり、ナポリも同額を提示する可能性があると報じられています。

一方で、リーノはセゴビアの山間部で行われているトレーニングキャンプにおいて、他の選手と同様に懸命に練習に励んでいます。ただ、水曜日のセッションでは、ファーストチームの選手の中で唯一、狭いスペースでのミニゲームに参加せず、ロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエルに同行しているカンテラの選手たちとともに個別調整を行っていました。

その後、シメオネ監督がミッドフィールドで2チームに分かれてのゲームを指示した際には合流し、左サイドで積極的にプレー。激しい動きと幾度ものドリブル突破で存在感を示しました。

アトレティコでの初年度は左サイドのレギュラーとして活躍したリーノですが、昨季は本職がセントラルミッドフィルダーであるコナー・ギャラガーが同ポジションで起用されたことにより出場機会が減少しました。さらに今季はバエナや、同様に左サイドでもプレー可能なアルマダの加入により、リーノが主役となるのは一層難しくなると見られています。

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