現在フラメンゴの監督を務めるフィリペ・ルイスは、サウール・ニゲスのことを非常によく知っています。サウールは現在リオ・デ・ジャネイロに滞在しており、数時間以内にブラジルのクラブと正式に契約し、新たな中盤の選手として加入する予定です。彼はアトレティコ時代に共に戦ったもう一人のレジェンド、フィリペと再び交わり、自身のベストパフォーマンスを取り戻そうとしています。
両者はアトレティコで6シーズンを共に過ごし、公式戦と親善試合を合わせて148試合で共演、4つのタイトルを獲得しました。
フィリペはサウールより9歳年上であり、サウールがプロデビューした試合もピッチで見届けました。それは2012年3月8日、ヨーロッパリーグのベシクタシュ戦、当時17歳だったサウールが後半84分にコケとの交代で出場した瞬間でした。この試合は、すでにアトレティコの主力だったフィリペも出場しており、サウールにとっては427試合にわたるアトレティコでのキャリアの始まりでした。
一方で、サウールはフィリペ・ルイスがアトレティコを去る瞬間にも立ち会っています。フィリペは公式戦333試合に出場し、12ゴール27アシスト、そして8シーズン・2度の在籍期間で6つのタイトルを獲得しました。彼がアトレティコを去ったのは2018-19シーズン終了後であり、その後の移籍先がまさに今回サウールが加入することになるフラメンゴです。
2019年7月21日(日曜)の朝、メトロポリターノで行われたお別れ会では、クラブのオフィスへと続く広いホールに多くの仲間たちが集まり、フィリペの新たな門出を見送りました。その場にもサウールの姿がありました。
その間、二人はピッチ上で共に148試合に出場し(指揮官シメオネの下、実際に出場が重ならなかった試合も多く含まれますが)、そのうち128試合は両者ともにスタメンでした。2012年から2019年にかけて、多くの試合を戦い、4つのタイトルを共に勝ち取りました。
その中には、シメオネ体制初期の象徴である2011-12シーズンのヨーロッパリーグ(当時サウールはまだBチームと行き来していました)、2012-13シーズンの国王杯(レアル・マドリーとのサンティアゴ・ベルナベウでの決勝)、2018年のヨーロッパリーグ(リヨンで開催)、さらには2018年のUEFAスーパーカップ(同じくレアル・マドリー戦、フィリペはこの時控え)などがあります。
フィリペはそれ以前にもアトレティコで、2012年のUEFAスーパーカップ(チェルシー戦、当時サウールはBチーム所属)と、2013-14シーズンのラ・リーガ優勝も経験しています(この時、サウールはラージョ・バジェカーノにレンタル移籍中でした)。
一方サウールは、2020-21シーズンのラ・リーガ優勝も経験しており、この時フィリペはすでにクラブを去っていました。また、2014年のスペイン・スーパーカップも彼のタイトルのひとつであり、この時フィリペは一度チェルシーへ移籍していました(後に復帰)。
2015-16シーズンには、二人揃ってサン・シーロで行われたチャンピオンズリーグ決勝に出場し、レアル・マドリーにPK戦で敗れるという悔しい経験も共有しています。
2016年5月28日(土曜)、ミラノで行われた決勝戦で、ディエゴ・シメオネ監督は以下の布陣をスタメンに選出しました:
ヤン・オブラク(GK)、フアンフラン・トーレス、ステファン・サビッチ、ディエゴ・ゴディン、フィリペ・ルイス(DF)、アウグスト・フェルナンデス、ガビ・フェルナンデス、コケ・レスレクシオン、サウール・ニゲス(MF)、アントワーヌ・グリーズマン、フェルナンド・トーレス(FW)。
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