サム・リーノとレマル、再出発へ

この記事は約2分で読めます。

プレシーズンの2日目のセッションで、シメオネ監督は引き続き自身の構想を明かしつつあります。月曜日の練習でアルゼンチン人指揮官は、3人の新加入選手を含めた先発候補を描いていましたが、火曜日の午前の練習でも、彼らを中心とした選手たちを再び組ませていました。この日はフルメンバーの11人制ではなく、1チーム8人による狭いスペースでのミニゲーム形式で、3つのグループに分かれて練習を行いました。

この日も、バリオス、コケ、ジョレンテ、ルッジェーリ、バエナ、アルマダ、フリアン・アルバレスといった選手たちが一緒のグループでプレーしていました。しかし、最も注目を集めたのは、サム・リーノとトマ・レマルが下部組織の選手たちと同じチームに入っていたことです。この2人はアトレティコでの将来がまだ確定しておらず、ブラジル人のリーノは外国人枠を占めている一方で、フランス人のレマルはケガの影響で長らく本来のパフォーマンスから遠ざかっています。彼らはセッションの大部分をBチームの選手たちとともに過ごしました。

プレシーズン開始時から選手たちの役割がある程度明確に分けられている中で、リーノとレマルがスピナ、コラール、タウフィック、ヤノ、ラヤン、オマールらカンテラーノたちと一緒に練習していたことは、両者が他の選手に比べて序列が低い立場にあることを示しています。それにもかかわらず、両選手はスモールゲームの中で高いクオリティを見せ、いわゆる“主力組”に勝利するなど存在感を示しました。レマルは司令塔として、リーノは得点者としてチームをけん引しました。

この日勝ち残った3つ目のチームは、ル・ノルマン、コスティス、グリーズマン、モリーナ、ガラン、ギャラガー、カルロス・マルティン、セルロートで構成されていました。

まだプレシーズンの初期段階であり、これまでにもシーズン序盤に去就が不透明だった選手たちが状況を覆してチームに残るケースは少なくありません。しかしながら、今回リーノとレマルに対しては明確なメッセージが発せられているように見えます。今夏の移籍市場で退団候補とされている2人ですが、現時点では彼ら自身がアピールを続けており、自らの価値を証明しようとしています。

コメント