アレソは依然としてチーム練習から離脱中、オサスナは要求姿勢を崩さず

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ヘスス・アレソは、7月21日月曜日から他の選手たちと一緒にトレーニングを開始する予定でしたが、それは実現しませんでした。アトレティコ・マドリーやアスレティック・ビルバオが関心を寄せる同選手は、オサスナにおいて依然としてチーム本体とは別で練習を続けています。

この状況は、チームがフランスのロリアンとの親善試合を終えて帰国してからも変わっておらず、プレシーズン初戦前の数日間と同様です。クラブと選手の間で合意の上で決定された措置であり、今後の去就が決まるまでの対応となっています。

アレソの去就は依然として不透明で、現在はオサスナで単独でのトレーニングを続けながら、手元にある複数のオファーの中からどれを選ぶかを検討しています。アトレティコ・マドリーは、契約解除金である1,200万ユーロに近いオファーを提示したものの、状況は一旦保留となっています。一方、アスレティック・ビルバオは、固定金額950万ユーロに出来高を加えたオファーを提示しましたが、これはオサスナによって却下されました。

ナバラ州のクラブであるオサスナは、契約解除金を支払うか、それに相当する金額の移籍金を支払う形での交渉しか受け入れるつもりはなく、アレソは契約延長を拒否しているため、市場に出されている状態です。

このナバラ出身のサイドバックは、プレシーズンの親善試合には出場していません。パンプローナのクラブは、アスレティック・ビルバオよりもアトレティコ・マドリーに売却することを望んでいます。というのも、アスレティックはこれまでにもたびたびオサスナのカンテラやトップチームの選手に接触してきた経緯があり、それが今回も問題視されているからです。

とはいえ、アスレティックは最後の交渉を試みる可能性があります。アレソは元々アスレティックのカンテラ出身でもありますが、ビルバオを離れる際にはあまり良い形で退団できず、最後の数ヶ月は出場機会が得られずに苦しんでいました。

アトレティコにとっての問題は、ナウエル・モリーナの放出先がなかなか決まらないことです。すでにクラブがいくつか打診をしているものの、移籍先の確保が難航しています。そして、このモリーナの放出が実現しない限り、アレソの獲得も進められないという、2つの案件は連動した状態にあります。

そのため、一時はシメオネ監督率いるアトレティコが一歩リードしていると見られていた交渉も、いったんブレーキがかかっている状況です。アトレティコとしては、今週中にもアレソの件を自クラブにとって有利な形で決着させたい考えです。

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