アトレティコ・マドリーは、レアル・ベティスからアメリカ代表の23歳MF、ジョニー・カルドーソの獲得を公式に発表しました。移籍金は2,500万ユーロに加えて出来高500万ユーロ、契約期間は2030年までとなっております。メトロポリターノではすでに歓迎ムードが高まっており、おそらくある1日が、ジョニーが“将来の有望株”ではなく“すでに完成された選手”であることをロヒブランコスのファンに強く印象づけたに違いありません。その日は、レアル・マドリー戦でした。
それは昨シーズンの中でも特に注目された試合のひとつでした。ベティスは難しい状況でベニート・ビジャマリンにマドリーを迎え、下馬評では不利とされていました。しかし、ジョニー・カルドーソは違う計画を持っていました。その夜に起きた出来事は、彼を「将来有望な若手」から「決定的な存在」へと押し上げたのです。ラ・リーガで何年もプレーしているかのように、レアル・マドリーの中盤を相手に堂々とプレーしました。
アメリカ人MFは、ベティスのアンカーであり、エンジンであり、ハートでした。データサイトSofascoreによれば、彼はこの試合でイスコ(元レアル所属でこの試合ではゴールとアシストを記録)に次ぐ2番目に高い評価を受けています。ですが、戦術面では明らかにカルドーソがベティスの中心だったと言えます。
彼の鮮烈なパフォーマンス
ベティスがもっとも苦しんでいた時間帯に、カルドーソは見事なヘディングで同点ゴールを決め、マドリーを完全に沈黙させました。しかし、彼の影響力は得点だけにとどまりませんでした。カルドーソは試みた38本のパスのうち33本を成功させ、枠内シュートを2本放ち、地上戦で7回のデュエルに勝利しました。また、ドリブルでも5回中3回成功させるなど、ボールを持った際の突破力も披露しました。ベティスはこの試合を2-1で制しました。
そして今、アトレティコ・マドリーに加入したカルドーソは、すでに“強豪相手に輝ける選手”であることを証明済みです。そのため、ロヒブランコスのファンが彼の加入に大きな期待を寄せるのも無理はありません。ハードワーク、献身、インテンシティを金にも等しい価値として重んじるクラブにおいて、ジョニー・カルドーソはまさにピッタリの選手です。
あの日のベニート・ビジャマリンでの試合は、ベティスにとっての勝利以上の意味を持っていました。それは、いまや次のステージへの準備が整ったひとりの選手の証明でもあったのです。アトレティコは、中盤の新たな“心臓”を手に入れました。
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