オサスナのアレッシオ・リッシ監督は、今週土曜日の午前中に、フランスのロリアンとの親善試合(スタッド・ムストワール開催)に向けた招集メンバーを発表しました。そして驚くべきことに、右サイドバックの補強を狙うアトレティコ・マドリーが関心を寄せているヘスス・アレソがその中に含まれていました。
カスカンテ出身の26歳は、移籍の可能性を受けてこの3日間はチームと別メニューで調整を続けていました。彼は今夏の移籍市場でパンプローナを離れる見込みであり、その動きは間もなく正式に決着する必要があります。スポーツディレクターのブラウリオ氏が「騒動」とまで表現したこの件の終止符が求められています。
契約残り1年となるアレソは、オサスナから提示された契約延長のオファーを拒否しました。クラブ側も彼の退団をすでに受け入れており、アスレティック・ビルバオが継続して獲得に動いていました。しかしアトレティコ・マドリーの関心が浮上したことで、アレソは移籍先を迷い始めました。彼はアトレティコからの連絡を待っていたのです。
数日前にはサン・マメスへ向かうことがほぼ決まりかけていましたが、そこへ再びアトレティコからの接触がありました。ティアゴ・アルマダの加入により、クラブは外国人枠の整理を迫られており、その中でナウエル・モリーナがローン移籍の形で“最初の犠牲者”になる可能性があります。そのため、代役として白羽の矢が立ったのが、タホナル出身のアレソです。
アトレティコは、ナバラ出身の彼に5年契約を提示しており、交渉関係者によれば、アトレティコが現時点で獲得レースの最有力となっているとのことです。最近になってプレミアリーグのクリスタル・パレスも関心を示し、契約解除金(1,200万ユーロ)の支払いを厭わない意向を示しており、選手に対しても魅力的な条件を提示していますが、アトレティコとの合意は目前と報じられています。
このように移籍の行方が注目される中、アレッシオ・リッシ監督は、ここ数日チーム練習に参加していなかったにもかかわらず、アレソをロリアン戦に招集しました。特に金曜日の練習では興味深い光景が見られました。チームメイトがトレーニングに励む中、アレソは別メニューをこなしていたのですが、その最中にチームのマネージャーが電話を渡し、彼はピッチ上で約10分間、通話を行っていたのです。
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