アトレティコ・デ・マドリーは7月16日(水)、アメリカ代表MFジョニー・カルドーソの獲得を完了しました。ベティスからの完全移籍で、契約期間は2030年6月30日まで、両クラブ間で必要書類の取り交わしが完了しました。
「アトレティコ・デ・マドリーとレアル・ベティス・バロンピエは、23歳のMFジョアン・ルーカス・デ・ソウサ“ジョニー”・カルドーソの移籍について合意に達しました。同選手は2030年まで当クラブと契約を結びます」と、選手が5年契約にサインしたあと、マドリードのクラブが16時に公式発表しました。
カルドーソはすでに“ロヒブランコ”の一員としての意識を強めています。アトレティコのSNSを通じて、加入後初めてのメッセージをファンに届けました。
「ロヒブランコファンの皆さん、こんにちは。ジョニー・カルドーソです。皆さんと一緒にいられることをとてもうれしく思いますし、これから始まることすべてにワクワクしています。すぐにお会いしましょう」と、ゴールドカップへの出場を終えて現在休暇中のアメリカ代表MFは語りました。
さらにアトレティコは、カルドーソの意気込みが伝わるコメントを紹介しました。「このような偉大なクラブに加われることをとても楽しみにしています。私たちは同じ目標を共有しており、その達成に向けて頑張っていきます」とMFは語りました。
この喜びの一因には、監督の存在もあります。「シメオネ監督と働けるのは夢のようです。彼はサッカー界の指標であり、最高の人々とともに学び、成長できるこの機会は本当に特別なものです」とコメントしました。
また、自身については次のように述べています。
「私は常に全力を尽くす選手であり、献身的で謙虚な姿勢を大切にしています。このクラブにできる限り貢献し、情熱を持ってユニフォームに敬意を表したいと思っています」
最後に、アトレティコのファンへもメッセージを送りました。「ファンの皆さんに温かく迎えていただけたらうれしいです。私は全力で貢献し、懸命に働き、ピッチの中で皆さんを代表して戦う覚悟で来ました」と締めくくりました。
アトレティコの最優先ターゲット
アレックス・バエナ(すでに獲得)やCBの補強と並び、ジョニー・カルドーソはアトレティコの優先補強リストに入っていました。シメオネ監督が過去2シーズンにわたり求めていたMFを、ついに獲得したことになります。
「ボール奪取能力に優れ、配球センスもあり、前線への飛び出しもできる“ピボーテ”であるカルドーソは、イタリアのパスポートを保有しており、外国人枠を使用しません」と、クラブは公式サイトで紹介しています。
カルドーソはアメリカ代表として22試合に出場(そのうち7試合は先発)しており、今季のアトレティコにおける4人目の補強選手となります。これまでに、イタリア代表DFマッテオ・ルッジェーリ(アタランタから移籍金1,700万ユーロ+成果報酬300万ユーロ)、ビジャレアルから左WGのアレックス・バエナ(固定4,200万ユーロ+成果報酬1,300万ユーロ)、そして近日中に正式契約が発表される予定のMFティアゴ・アルマダ(ボタフォゴより約2,000万ユーロ)を獲得しています。
選手情報
ジョアン・ルーカス・デ・ソウサ・カルドーソは2001年9月20日、アメリカ・ニュージャージー州デンビル生まれ。アメリカ、イタリア、ブラジルの三重国籍を保有しています。ポルト・アレグレのインテルナシオナルでは2023年までに143試合に出場、7ゴール6アシストを記録。その後ベティスで1年半にわたって活躍し、高い評価を得ました。
コメント