アトレティコがアルマダ獲得で4,000万ユーロを払わないための「方策」

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アトレティコ・マドリーは、ジョン・テクスター率いるコングロマリット「イーグル・フットボール・ホールディングス」(ボタフォゴ、オリンピック・リヨンなどを所有)と、ティアゴ・アルマダの移籍交渉を進めています。24歳の攻撃的ミッドフィルダーは、現在アトレティコの最優先ターゲットとなっており、獲得レースではリードしています。

当初はベンフィカが最有力候補と見られていましたが、先週末にアトレティコが強力にオファーを持ち込み、状況が変わりました。それ以降、ティアゴ・アルマダは「アトレティコにしか行きたくない」と明言し、交渉は順調に進んでいます。

ボタフォゴは、半年間のリヨンへのレンタルを終えたアルマダを放出するにあたり、4,000万ユーロを要求していますが、アトレティコ側はこの金額を支払うつもりは一切ありません。そのため、さまざまな「別の形」を模索しています。

現在、最有力とされる案は、「保有権の50%を約2,000万ユーロで取得する」というものです。テクスターにとってはやや不満が残る条件ですが、選手本人の強い意志がアトレティコ側の追い風になっています。アルマダは、ディエゴ・シメオネの下でプレーするために「できることは何でもする」覚悟です。その気持ちは代理人のアグスティン・ヒメネス(デ・パウルやコレアの代理人でもあります)も理解しており、アトレティコも把握しています。

24歳でキャリアの中でも最も充実した時期を迎えている今、アトレティコへの移籍は、これまでのキャリアの「再出発」に最適だと全員が考えています。なぜなら、彼はアルゼンチンからアメリカのMLSのアトランタへ渡り、その後ボタフォゴに移籍するなど、転々としてきたからです。

実はアルマダ獲得を本格的に狙うのは、アトレティコにとってこれが3度目になります。最初は2019年、次は昨冬、友人のアンヘル・コレアがサウジアラビア移籍に近づいた際に具体化しかけました。今回はそれよりも交渉がはるかに進んでおり、最終的に合意に至る可能性が高いと見られています。

アルマダは今年1月からリヨンでプレーし、フランスのクラブで20試合に出場して2ゴール5アシストを記録しました。本人の最優先事項は「ヨーロッパでプレーを続けること」でした。そのため、ボタフォゴでのクラブワールドカップ参加を断り、ヨーロッパ残留を選んだのです。そしてアトレティコの可能性が再び浮上した瞬間、もはや迷う余地はありませんでした。

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