インテル・マイアミがデ・パウル獲得をまとめる上で認める「問題」

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アトレティコ・マドリーは現在の移籍市場で、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督が最も重用してきた選手の一人を失う可能性があります。それがインテル・マイアミ移籍が取り沙汰されているロドリゴ・デ・パウルです。

ただし、話はそれほど単純ではなく、この件は最終的にはアルゼンチン代表MFと米国クラブの双方にとって「ハッピーエンド」に落ち着くのではないかと見られているものの、現時点ではフロリダのクラブ側も「アトレティコの選手を獲りたいが、交渉をまとめるには財政的な工夫が必要だ」と認めています。

「正直に言って、リーグのサラリーキャップの規定があるので補強が難しくなっている。だから今、別の方法を探っているところだ」とインテル・マイアミの監督であるハビエル・マスチェラーノは数日前、別の補強について問われた際に答えています。

クラブのフロント陣は水面下で積極的に動いており、アトレティコ・マドリーのMFロドリゴ・デ・パウルの獲得を後押ししています。デ・パウルはリオネル・メッシの長年の友人であり、アルゼンチン代表でも長く同僚です。

問題は、メジャーリーグサッカー(MLS)が厳格なサラリーキャップ制度を持っていることです。2025年にはクラブ全体で最大約500万ドルまでしか選手給与に使えない規定があります。ただし、指定選手枠(DP枠)を使えばこの上限を超えて特定の選手を獲得することが可能です。インテルはこのDP枠を活用してデ・パウルを獲得したいと考えています。

MLSでは3人までDP選手を登録できます。現在インテル・マイアミのDP選手はリオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバの3人です。アルバの契約は最近更新されたばかりで、メッシも近々同様に更新すると見られています。ルイス・スアレスは高額年俸選手ですが、DP枠ではありません。つまりインテルは、ジョルディ・アルバかセルヒオ・ブスケツのいずれかを犠牲にしなければなりません。

さらに、デ・パウルを獲得するためには、彼自身の年俸を大幅に減額する必要があります。なぜなら、アトレティコでの彼の年俸はMLSのどのクラブの総サラリー上限をも超えているからです。それに加え、インテル・マイアミはチーム内の給与バランスを調整する内部的な経済的再編も行わなければならないのです。

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