サウール・ニゲスを「誘惑」したい「トルコの情熱」

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今夏アトレティコ・マドリーが取り組むべき最も厄介な放出案件の一つが、サウール・ニゲスの去就です。選手には契約があと1年残っており、高額な給与を受け取っています。セビージャへの1年のレンタルを終えて戻ってきますが、サンチェス・ピスフアンのクラブはもう1年の延長を行わない決断を下しました。

最大の問題は、選手がかつてのベストな状態を取り戻せていないことで、しかも総額で1,400万ユーロ(年俸・税引前)という非常に高い契約を抱えている点です。前回のレンタルではアトレティコが給与の80%を負担していました。現在も同様の条件でのレンタル先を探しています。

この件で、最も有力なのがラージョ・バジェカーノです。サウールは過去に1シーズンプレーした経験があり、クラブ側にも良い印象を残しています。ラージョのラウル・マルティン・プレサ会長も、エルチェ出身のサウールの獲得を前向きに考えています。実際、ラージョはこれまでにもファルカオ、ハメス・ロドリゲスといった選手を同様の形で迎え入れた実績があり、ジエゴ・コスタにもアプローチしたことがあります。

もしこのラージョ行きが実現しない場合、もう一つの選択肢がトルコから浮上しています。ここ数時間の間に、トルコのトラブゾンスポルがサウール本人およびその周辺に対して状況確認の問い合わせを行ったと、ヤギズ・サブンジュオール氏が伝えています。

仮にサウールが最終的にトラブゾンスポルと契約した場合、アトレティコ時代の元チームメイトであるステファン・サビッチと再会することになります。サビッチは昨夏、トルコサッカー界に活躍の場を移しました。

かつて世界最高クラスのミッドフィールダーの一人と言われたサウールですが、まだ夏の移籍市場は続きます。年末には31歳を迎えるものの、十分に高いレベルでプレーできる年齢です。

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