インテル・マイアミとロドリゴ・デ・パウルの代理人は、クラブワールドカップの場でアトレティコに対して、アルゼンチン人MFがアメリカのクラブに移籍する可能性を伝えていました。デ・パウルがインテル・マイアミに加入するという選択肢は、アトレティコがクラブワールドカップを戦っている最中に動き始めました。メトロポリターノの首脳陣の返答は明確でした。「もし本当にMLS移籍を前向きに考えるなら、移籍を円滑に進める用意はある」というものでした。
インテル・マイアミ側はすでに選手本人からの承諾を得ていました。デ・パウルはその大会で良いプレーはできませんでしたが、チーム内やロッカールームでの振る舞いは評価されていました。代理人が交渉を進め、アトレティコはその時点で「デ・パウルとインテル・マイアミの話は本気だ」と理解しました。ここ数日で表面化した話は、実際には1か月ほど前から動いていたのです。デ・パウルにはアトレティコとの契約があと1年残っていますが、選手本人は「メッシのそばで、来年のワールドカップを見据えてプレーできるインテル・マイアミ移籍は自分にとって良いことだ」と考えています。
現在の交渉は移籍金の額をどうするかという点にあります。デ・パウルは評価が高く、アトレティコでも良いシーズンを送り、市場価値は2,500万ユーロとされています。インテル・マイアミが提示できそうな1,000万ユーロとの間で、双方が歩み寄れる中間点を探ることになるでしょう。専門記者ガストン・エドゥルによれば、選手の契約解除金は1,500万ユーロとのことです。
インテル・マイアミはほぼ1か月前にアトレティコへ正式に「交渉をしたい」という意向を伝えました。選手もその気でした。そしてアトレティコもアメリカから届いたオファーに耳を傾けています。今の状況はこうです。デ・パウルはすでにアトレティコでの最後のシーズンを終えた可能性がありますが、クラブ側も「タダ同然では出さない」方針です。もし移籍となれば、代わりのMFを探すつもりです。アレックス・バエナとジョニー・カルドーソはすでに中盤の補強と若返りを果たしています。
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